スリムクラブ、暴力団パーティー出席で“即”謹慎処分! 吉本「決意表明」を作成中の不祥事
吉本興業は6月27日、暴力団関係者が集う場で営業を行ったとして、スリムクラブの真栄田賢と内間政成に無期限謹慎処分を下した。同日、吉本は公式サイト上にコンプライアンスに関する「決意表明」を掲載しており、今後、所属タレントが不祥事を起こした場合、表明に則って厳しい処分が科されることが決定的になったという。
「吉本は、『スリムクラブの2名は、3年ほど前に、知人である、他社所属芸人を通じ、飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼され、参加したところ、その対価として一定の金銭を受領しておりました』と説明。また、『スリムクラブにおいては、認識はございませんでしたが、このパーティには反社会的勢力が参加していたものと、当社にて判断』したことから、無期限謹慎という重い処分に踏み切ったそうです」(スポーツ紙記者)
6月7日発売の「フライデー」(講談社)が、カラテカ・入江慎也の仲介により、雨上がり決死隊・宮迫博之など複数の吉本芸人が振り込め詐欺グループの忘年会に参加し、闇営業を行っていたことを報道。28日発売の同誌には、真栄田と内間が参加したパーティーの様子が、写真付きで詳報されているという。
「『フライデー』は、スリムクラブが参加したのは“暴力団幹部の誕生日会”だったと伝えている一方で、吉本は二人が、他社の芸人から『飲食店オーナーの誕生日パーティへの演芸提供を直接依頼』されたと発表しました。確かに、吉本が説明したような依頼のされ方であれば、二人もまさか暴力団関係者の会合とは知る由もなかったでしょう。もともと好感度の高いコンビなので、業界内外から同情的な声も出ています」(同)
入江は同月4日付けで吉本から契約を解消されたが、当初、宮迫をはじめとした忘年会に参加した芸人たちには「厳重注意処分」が下された。その後、宮迫たちは相手が詐欺グループだとは「知らなかった」としながらも、金銭のやりとりがあったことを認め状況が一変、「謹慎処分」が下されることに。そんな中、新たに反社会的勢力への闇営業が発覚したスリムクラブも、相手が暴力団とは知らずに金銭を受け取っていたというが、こちらは“即 ”無期限謹慎処分が下された。
「吉本は入江や宮迫らの件を深刻に受け止め、早急にこの『決意表明』を発表する準備をしていたんです。文書には『コンプライアンスに反する関係や行動等が判明したり、疑義が生じた場合には徹底的に明らかにしたうえで速やかに対処』すると記載されており、スリムクラブの報道が出るとわかったのは、まさにこの文書を作成していたタイミングだったとか。もし、スリムクラブが、営業先の素性を認識していたとすれば、入江と同様解雇されていても不思議ではありません」(芸能プロ関係者)
今後は「反社会的勢力との金銭授受」が確認されれば、全ての所属芸人に対して、こうした措置が取られることとなるだろう。報道された芸人たちは、いずれも反社会的勢力とは「知らなかった」というだけに、多くの芸人たちが、戦々恐々の日々を過ごしているのかもしれない。