TBS『集団左遷!!』、最終回13.1%記録も「ひどい脚本」「福山雅治は役者として限界」と酷評
福山雅治が主演を務めたドラマ『集団左遷!!』(TBS系)の最終話が6月23日に放送され、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。高視聴率だったにもかかわらず、ネットでは「ひどい脚本……」「全然スッキリしない!」と、不満の声が続出している。
このドラマは、廃店候補の銀行で支店長になった片岡洋(福山)が、廃店を免れるために行員たちと共に奮闘する「第1章」、廃店が決定し本部に移動になった後、会社役員の不正を暴くために組織に立ち向かっていく「第2章」の2部構成になっていた。
「最終話では、不正に手を染め副頭取に上り詰めた横山輝生(三上博史)を片岡が新聞社に告発し、銀行から追放するという場面が描かれました。同時に、横山の不正を隠蔽した頭取・藤田秀樹(市村正親)も退くこととなり、後任には片岡の上司である融資担当常務・隅田裕(別所哲也)が就任。片岡も新しいポジションに就き、それぞれが新しいスタートに向けて歩み出す……という結末だったのですが、ネット上では『完全なご都合主義でガッカリ』『なんかリアリティがないんだよね。最後まで“盛り上がってる風”のドラマだった』『話にひねりがなくて物足りないな。正義は勝つ! みんなハッピー! っていう幼稚な感じ』との声が続出していました」(芸能ライター)
また、横山の部下だった鮫島正義(小手伸也)については、片岡の味方なのか敵なのかが最後までハッキリとせず、「鮫島って結局何だったの?」「モヤモヤする」との指摘も。
「鮫島は横山の部下でありながら、片岡の同期・梅原尊(尾美としのり)に横山の不正の証拠が記された手帳を渡すなど、片山サイドの味方につく人物かと思われていました。しかし、横山の不正について探りが入ったと察した鮫島が、いち早くそれを横山に報告するなど、最後まで“謎の人物”のまま。これは『鮫島のことがわからなすぎて、終わった感じがしない』『鮫島が敵なのか味方なのか、その結果を放送するの忘れてません?』と、視聴者をモヤモヤさせていました」(同)
初回から「演技と顔芸がひどい」と酷評されていた福山についても、「最後まで演技ヘタだったな」「脚本も面白くないし、福山の演技もひどくて見てるのがつらかったわ……」「福山はもう役者として限界」と酷評が目立った。
「さらに、第2章に入ると演技派俳優が多数登場してきたため、福山の存在感が一気に薄れることに。『主演なのに、周りの演技派俳優たちに埋もれてる』『完全に福山が脇役に食われてたな。これが演技力の差か』という冷たい声が上がり始め、結果として、“俳優・福山雅治”の評価を上げる作品にはならなかったようです」(同)
視聴率だけ見れば「大成功」と言える結果だったが、肝心の内容はあまり良い評価が見られない『集団左遷!!』。7月クールには同枠で大泉洋主演『ノーサイドゲーム』がスタートするが、視聴者を最後まで満足させられるだろうか……。