暮らし
30代女子の「煩悩部屋」ビフォーアフター

“汚キッチン”を片付ける5つのポイント! 皿、保存容器や鍋の「要不要」はコレで見極める

2019/06/10 19:30
伊藤まき

 20代の捨てられない思い出、過去の恋愛、三日坊主のアイテム、蓄積された趣味のコレクション、不安の数だけ溜まるストック商品……。収納ライター・ito makiが、30代・女性のひとり暮らしにありがちな、モノと煩悩に支配された“汚部屋”を一掃。ゴミという名の過去を捨て、心ごと汚れを洗い流し、願いが叶う“悟り部屋”に変えていきます!

【煩悩004-03】黄ばんだ保存容器が捨てられない(Kさん・37歳)

 前回に引き続き、Kさんの部屋を片付けていきます。いざ片付けようと思っても、ドコから手を付けるべきか迷いますよね? そんな時は、「モノ別」か「場所別」に進めます。

 クローゼットやキッチンのように、毎日使うモノが多い場所ほどスムーズな判断ができます。また、足の踏み場もない家なら、押入れから始めるのもオススメです。そして同じグループのモノを「ぜんぶ出し」して「モノ別」に分けてから「選別」します。

 Kさんのように、整理収納アドバイザーに依頼した場合は「ドコから始めるか」もわかるし「選別」の作業に迷っても答えのヒントが見えます。ですが、1人の作業では、「手放すジャッジ」に迷いが出て手が止まります。それで、片付けられないと諦めてしまうわけです。

「手放すジャッジ」に迷ったら、どうすれば良いの?

 片付けの基本は、1年以上使っていないモノなど「使用頻度」での見極めです。まだ使えるモノや高かったモノ、贈りモノなどの「手放せない壁」にぶつかった時は、世界的な片付けコンサルタント・近藤麻理恵さんの片付けメソッド「ときめき」で考えるとわかりやすいと思います。モノを手に取りときめいたモノを残し、そうでないモノは保留または感謝をして手放すといった方法です。

 とはいえ、「胸キュン」「ときめき」「モノと会話する」などの感性にピンと来ないクール女子も多いはず。まったく謎! という読者には、明暗の法則で検討してみてはいかがでしょうか? モノと向き合うと必ず、ポジティブ(明)とネガティブ(暗)の感情が言葉に出ます。作業中に迷いが出たら、ポジティブな気持ちの宿るモノだけを家に残すことをオススメします。明るいモノだけに囲まれた暮らしは、驚くほど良い効果をもたらしてくれます。

 では実践です! Kさんのキッチンから、多すぎるモノを手放します。

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