NEWS・手越祐也、マギー、川島海荷……不祥事を起こしても“処分”されない芸能人
5月20日未明、NGT48・加藤美南が自身のインスタグラムにて、元メンバー・山口真帆の卒業公演に関する“不適切な投稿”をして炎上。グループの運営会社・AKSは翌日の21日、加藤を“研究生”に降格させる処分を発表した。
「同グループをめぐっては、今年1月、山口が複数のファンから暴行を受けたと告発し、この事件に一部メンバーの関与を示唆してからというもの、ネガティブな話題が続いています。AKSは第三者委員会による調査報告書の中で、一部メンバーとファンの『つながり』は認めるも、事件そのものとメンバーの関与は否定し『今回は不問』と発表。結果として、山口だけでなく、彼女に寄り添っていたという長谷川玲奈、菅原りこも、5月18日の卒業公演をもってNGT48から去りました」(芸能ライター)
そんな中、加藤は同20日未明にインスタグラムのストーリーズを使い、山口の卒業公演を取り上げているテレビ画面の写真に、「せっかくネイルしてるのにチャンネル変えて欲しい」というコメントを添えて投稿。すぐに削除するも、ネットユーザーによって瞬く間に拡散され、大炎上に発展した。
「この事態を受け、21日にはNGT48の公式サイト上で、加藤の“研究生降格”を発表。『ネイルサロンでニュースを見て悲しい気持ちになってしまい、友達だけに公開しようと自分の心境をストーリーに述べたのですが、間違えて全ての人に公開してしまいました』という加藤の弁解も一緒に掲載されましたが、『つまり加藤は仲間内で山口の陰口を言ってたんだね』『謝罪どころか言い訳にも失敗してて呆れる』など、バッシングが加速しています」(同)
“研究生降格”という対応については、2013年にAKB48・峯岸みなみが熱愛報道で同処分を受けているだけに、「峯岸は“アイドルとして”の不祥事で降格したけど、加藤は“人として”どうなの?」「降格程度じゃまた同じことくり返すでしょ」といった厳しい声も上がっている。
このように、タレントへの“処分”をめぐり、批判が噴出した事例はほかにも。最近だと、AAA・浦田直也が酒に酔った状態で女性に暴行したとして4月20日に逮捕され、翌日の釈放後に謝罪会見を開いたが、同22日には所属事務所のエイベックスが「無期限謹慎処分」を発表するに至った。
「AAAのファンは大きなショックを受けていましたが、ネット上では『被害者がいるのに謹慎だけとか甘すぎ』『引退でもおかしくないのに、解雇すらされないの?』と、浦田への風当たりは強かったです。謝罪会見で浦田は、酒に酔っていたため暴行について『覚えてない』と主張し、薄ら笑いを浮かべる場面も。こうした言動に不快感を示すネットユーザーは多く、『絶対反省してない』『少し謹慎したら復帰できるとか思ってそうで最悪』という意見も出ていました」(マスコミ関係者)
昨年は「週刊文春」(文藝春秋)の報道などから、NEWS・小山慶一郎が未成年女性と飲酒した事実が判明。同席したメンバーの加藤シゲアキは「厳重注意・書面による反省」という処分を受け、“主催者”とされた小山は「活動自粛」となった。
「その後、小山は約3週間で活動を再開しましたが、キャスターを務めていた情報番組『news every.』(日本テレビ系)からは降板。ところが、同年『文春』によって、未成年が同席する『飲酒パーティー』への参加を報じられたメンバーの手越祐也は、表面上“お咎めナシ”のまま、今に至ります」(同)
当然、ネット上には「なんで手越だけ特別扱いされてるの?」「芸能界の闇を感じる」という声もあるが、「今回ちゃんとお灸をすえないと、もっとヤバいことになりそう」との懸念も。
「そのほか、昨今は芸能人の不倫が厳しく取り沙汰される中、17年1月に『フライデー』(講談社)でHi-STANDARD・横山健との不倫が報じられたマギーや、同10月の『フラッシュ』(光文社)のスクープにより“既婚者テレビマン”との不倫疑惑が浮上した川島海荷のように、目に見える処分がなかったケースも。それゆえ、ネット上では悪印象が根強く、今でも彼女たちが話題に上がるたびに『不倫のこと忘れてませんよ』『制裁もなくテレビに出続けてるヤツ、いい加減消えて』などと言われています」(同)
芸能人が起こした騒動は、その内容だけでなく、事後対応も注視されていることを忘れてはならないだろう。