工藤静香の私服は「昭和~平成初期のバブルヤンキー」! ヤンキーアパレル社長が徹底解説
着用するファッションが、ことごとく「ヤンキー丸出し」とネット上で嘲笑されている工藤静香。しかし、それはホントにヤンキーファッションなのだろうか? そもそも、「ヤンキー」とは何をもって認定されるのか――? そこで、ヤンキー界の有名人たちに静香のファッションをチェックしてもらった。プロの目が下す「ヤンキー度」はいかに――!?
◎査定する静香ファッション一覧
昭和から平成初期のバブルヤンキーが好むデザイン
埼玉のレディース「紫優嬢」四代目総長(1991年当時)で作家の中村すえ子氏のジャッジに続き、今回は、ピコ太郎の金ピカジャージを作ったヤンキーファッションを標榜するアパレル会社「BIRTHJAPAN」の社長であり、自身も不良だったという石川智之社長に話を聞いた。
――静香のファッションのイケてるポイントは?
石川社長 彼女がヤンキーっぽいかどうかはさておき、やっぱりスタイルのいい女は最高だぜ。工藤さんのファッションは全体的に美脚と長身を生かして、細めの服でボディラインをきれいに魅せてるよね。腹が弛んだだらしのねぇ女にはできない、彼女ならではのファッションだ。6(一覧参照)のニットのワンピなんかすげー魅力的。最高にイカしてるぜ!
――ここに並んだ静香のファッションで、一番ヤンキーっぽいと思うのはどれですか?
石川社長 柄とサイズ感で3(一覧参照)かな。柄についても、幅の広い白黒のボーダーに花柄というのは昭和から平成初期のバブルヤンキーが好むデザインなんだが、これに加えて飛び散るスプラッターがかなり攻撃的な印象だ。うちでも十分販売できるヤンキー要素抜群のデザインだぜ。
――昭和から平成初期のバブルヤンキーですか……。
石川社長 スリムな服を着こなせる女性が、たまに3(一覧参照)みたいなオーバーサイズの服を着てるのを見ると、これまたグッとくる。ペアルックで着たいってヤンキーオヤジも多いだろうな。
――やっぱりヤンキーオヤジは、静香のファッションが好きですか?
石川社長 6(一覧参照)のニットワンピは、間違いなく好きだろうね。水商売のねーちゃんみたいで色っぽいだろ? オシャレにも気を使ってる感じがするし、そんなねーちゃんを連れてるのはヤンキーにとって非常に大きなステータス。ションベン臭いガキみたいなイモ女を連れてるよりも“見栄”になるんだ!
――静香ファッションのダサいポイントを上げるなら?
石川社長 基本的に顔もスタイルもいいんだから何着たって似合うよな。でも強いて言うなら1(一覧参照)。夏の格好にブーツは暑くねぇのかなとは思うけどな。せっかくいい脚してるんだから足の露出をもっと増やしてくれ!
――では、全体的に静香のファッションのヤンキー度は?
石川社長 服だけで見れば30%、顔と髪形も加味すれば80%ってとこだな!
中村氏に続いて石川社長もヤンキー度30%判定となったが、次回は自らも青春時代は不良少年として過ごし、現在はヤンキー漫画『ドルフィン』(秋田書店)の原作者や青少年不良文化評論家などの肩書を持つ、ヤンキー界の重鎮・岩橋健一郎氏に話を聞く。
石川智之(いしかわ・ともゆき)
1982年新潟生まれの新潟育ち。2006年に「BIRTHJAPAN」設立。
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