安倍首相、TOKIOとの写真投稿は「ルール違反」……「政治利用批判」にジャニーズも困惑?
安倍晋三首相の公式SNSに、TOKIOメンバーとの会食写真がアップされたことが、物議を醸している。一部のTOKIOファンからは「TOKIOすごい」「みんな笑顔でほっこりする」といった声が上がる一方で、現役首相とアイドルという組み合わせから、「TOKIOを政治利用しているのでは?」という安倍首相への反発の意見も。安倍首相の写真投稿に関しては、ほかならぬジャニーズ事務所も、困惑を隠せない様子だという。
5月12日、安倍首相は、自身の公式Twitterに「TOKIOの皆さんと再会しました。福島復興のために頑張ってくださっています。話に花が咲き、本当に楽しいひとときを過ごすことができました!」として、メンバーとの会食写真を投稿した。
「TOKIOは昨年末、自民党の月刊女性誌『りぶる』で安倍首相と対談。その席で会食の約束をしていたことが、この日の“再会”につながったとのことです」(週刊誌記者)
安倍首相は、同じ写真を公式インスタグラムにもアップ。こうした「ジャニーズタレントの写真をSNS上に投稿」することが、ネット上での反発を過熱させているようだ。
「周知の通り、ジャニーズの所属タレントの写真に関しては、原則的にネット上へのアップが禁止されています。昨年1月には、『報道目的として』という条件のほかに、点数や掲載期限などもルール化された上で、一部は解禁されているものの、SNSへの写真投稿に関しては、個人や公人問わず禁止とされています」(同)
ジャニーズ出演作の公式SNSアカウントにおいても、それは同様で、オフィシャル画像がアップされることはあっても、ジャニーズのオフショットを掲載することはない。
「今回安倍首相が投稿した写真は明らかにルール違反なので、違和感を覚えるメディア関係者は少なくありません。安倍首相に悪気はないでしょうし、TOKIOメンバーにしても『ぜひ載せてください!』と快諾していると思われますが、ルール違反には違いない。各メディアには厳しい制限を設けているにもかかわらず、首相には寛容という構図は、やはり『政治利用に乗っかったジャニーズとTOKIO』というふうにも見えてしまいます。実際ジャニーズサイドとしては、この投稿に少々困っているようですよ」(テレビ局関係者)
ジャニー喜多川社長の方針から、政治については一定の距離を置いてきたとされるジャニーズだが、思いがけない“SNS事故”は、あらぬ波紋を巻き起こしてしまったようだ。