『イッテQ!』抜き去った『ポツンと一軒屋』! 「日曜夜」で辛酸なめ続けたテレ朝の過去
5月5日に放送された教養バラエティ番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が、平均視聴率17.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を叩き出し、自己最高を更新。裏番組の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)は13.5%と、『ポツンと一軒家』に4.2ポイントの大差をつけられた格好だ。
「両番組とも日曜午後8時台に放送されていますが、この時間帯は長らく『イッテQ!』の独擅場となっていました。2007年から放送中の同番組は、ウッチャンナンチャン・内村光良やNEWS・手越祐也、イモトアヤコなどが出演する人気バラエティ。その裏で、18年10月からスタートしたのが『ポツンと一軒家』です」(芸能ライター)
同番組は所ジョージと林修が出演し、衛星画像のみを手がかりに、人里から離れた場所に存在する一軒家を紹介。もともとは17年に放送されていた『人生で大事なことは○○から学んだ』内の企画を不定期特番として展開したもので、昨秋レギュラー化されると、これが『イッテQ!』を脅かす番組となった。
「『ポツンと一軒家』は放送開始以降、次々に番組最高を更新し、今年2月24日放送回で16.4%と、『イッテQ!』に0.1ポイント勝利。その後、3月10日放送回は『イッテQ!』より0.5ポイント高い17.0%を記録し、4月7日には、日テレが人気番組の合体特番『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦2019』で14.4%をマークした裏で、『ポツンと一軒家』は通常通りの1時間枠で放送し、17.6%を獲得していました」(同)
そしてゴールデンウィーク中の5月5日に、またしても自己最高を塗り替え、『イッテQ!』を引き離した『ポツンと一軒家』。この状況に、テレビ関係者も注目しているようだ。
「テレ朝はかつて、同枠でレギュラー放送していた『大改造!!劇的ビフォーアフター SEASON II』や、その後番組『人生で大事なことは○○から学んだ』が、当時絶好調だった『イッテQ!』の裏で苦戦を強いられていた。特に『人生で大事なことは○○から学んだ』は、1年持たずに打ち切られています。しかし今、同番組から派生した『ポツンと一軒家』が『イッテQ!』を凌駕しているとあって、テレ朝の喜びもひとしおなのでは」(テレビ局関係者)
GW明けの今週末も、どちらに軍配が上がるのか注目だ。