芸能
脚本にツッコミどころ多数

『ラジエーションハウス』「見せ場が全然ない」主役のエピソードが薄すぎると疑問の声

2019/05/13 20:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)公式サイトより

 5月13日夜9時から第6話が放送される、窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。視聴率は第3話まで2ケタをキープしていたが、第4話で9.1%に下落。第5話で10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に持ち直した。

 同ドラマは、レントゲンやMRI検査を取り扱う「放射線科」を舞台とした作品。前回のエピソードでは、放射線技師として天才的な技術を持つ五十嵐唯織(窪田)と同期の技師・広瀬裕乃(広瀬アリス)が、ロックバンドを組む女子大生を診察することに。医師・甘春杏(本田翼)の助けもあって、彼女の症状が肺に穴が開く「気胸」だと突き止めた。

 第5話で放射線科に運ばれてきたのは、河原で亡くなった少年・藤本直樹(南出凌嘉)の遺体。放射線科ではCTやMRIを使って遺体の死因を究明するAi(オートプシー・イメージング)を行うことになる。Aiのスペシャリストである技師の威能圭(丸山智己)は、CTで直樹の体を撮影し、死因は肝臓破裂による出血性ショックという可能性が浮上した。

 父・勝彦(三浦誠己)は、帰宅が遅かった直樹のことを一度だけ殴ったことがあると打ち明けたが、今回直樹が死んだ件とは無関係だと主張。一方、唯織は直樹の弟・雄太(斎藤汰鷹)と直樹の友人・山村肇(小林喜日)に、直樹が倒れていた時の状況を質問する。雄太は直樹が亡くなる直前に彼から電話があったと証言したが、遺品にスマートフォンがなかったことを思い出す唯織。勝彦のスマホから直樹の番号に電話をかけると、肇のポケットから着信音が鳴る。

 肇は父から暴力を振るわれていたため、直樹が勝彦に殴られた話を聞いて強いシンパシーを抱いていたと打ち明ける。しかし、直樹が父と仲良くしたいと言い出し、裏切られた気持ちなった肇は、直樹を殴ったという。肇は勝彦たちに深く謝罪して警察に連行されていく。

「今回のエピソードでは、威能が自分の妹の死をきっかけに、Aiの技術を極めたという過去が明らかになりました。しかし視聴者からは、『過去シーンの描き方があっさりしすぎ』『えっ、今回のエピソードはAiのスペシャリストがテーマなのにこれだけ?』『威能がメインの回なのに、見せ場が全然ない』と疑問の声が。威能の活躍を期待していたファンにとっては、物足りない展開だったようです」(芸能ライター)

 第6話では、放射線科長の鏑木安富(浅野和之)が、病院長の大森渚(和久井映見)に、技師の枠を踏み出しがちな唯織について忠告。一方、放射線科では、腹部を強打した女の子の診察することに。傷口を最小限に抑えるため、杏は画像診断装置で患者の体の中を透かして見ながら行う「IVR」という治療を提案する。

「唯織を目の敵にしている鏑木に『鏑木先生ムカつく!』『浅野和之さんは憎まれ役がうまい』と視聴者からはさまざまなコメントが上がっており、唯織とどのように関わることになるのか注目が集まっています」(同)

 個性豊かなメンバーが揃っている甘春総合病院。唯織や杏以外の活躍にも期待したい。

最終更新:2019/05/13 20:00
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