ケイティのシャンデリア、ビリーの黄金づくし、エミリーの半裸ドレスも！　METガラ2019のスライドショー

アナ・ウィンター

　METガラを1995年から主催する、米ファッション誌「VOGUE」の名物編集長。今年70歳になるとは思えないほど若々しい彼女は、シャネルのスパンコールドレスを着用。ピンクのフェザーケープも似合っており、さすがファッションのお手本的存在だと話題になった。

レディー・ガガ（1）

　今年のセレブホストに抜てきされたのは、奇抜なロックスタイルからエレガントな女優スタイルまで幅広いファッションを着こなせるレディー・ガガ。まずは、ブランドン・マックスウェルのピンクの大ぶりドレスでレッドカーペットに登場。

ヘイリー・ビーバー

　ジャスティン・ビーバーの妻ながらも、今回一人で登場したヘイリー。台湾系のデザイナー、アレキサンダー・ワンの背中が大きく開いた淡いピンク色のドレスを着用しており、腰のワンポイントが「Tバックみたい」だと話題に。

レディー・ガガ（2）

　その後、おもむろにドレスを脱ぎ、下に着ていた黒のドレスに変身。

レディー・ガガ（3）

　さらに、その下のピンク色のタイトなイブニングドレスをお披露目した。

レディー・ガガ（4）

　最終的には下着姿に。全米の度肝を抜いた。

ハリー・スタイルズ＆アレッサンドロ・ミケーレ

　アナやガガとともに、ボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のハリーや、グッチのクリエイティブディレクターのアレッサンドロも、今回のガラのホストを務めた。ハリーはグッチの黒のシースルーブラウスにスーツパンツで登場。耳には大粒のパールのピアスをしており、中性的な魅力を振りまいていた。アレッサンドロもグッチのシルキーピンクのゴージャスな衣装を着こなし、個性をいかんなく発揮した。

セリーナ・ウィリアムズ
　ママになっても世界トップレベルのプロテニス選手であるセリーナも、ホストに抜てきされた一人。レッドカーペットには、ヴェルサーチの大ぶりのロングドレス、足元は彼女のスポンサーであるナイキのスニーカーを着用。ドレスにマッチするショッキングイエローで「ドレスとスニーカーは微妙な組み合わせなのに、イケてる！」と話題に。

マリア・シャラポワ

　美貌のテニスプレーヤーとして知られるマリアは、ジバンシィのクチュールを着用。上は黒、下は透明を基調としたクラゲのようなデザインで、とてもユニーク。口紅の色と、ドレスのところどころにあしらわれた色がリンクしており、ファッション上級者のセンスを見せた。

オルセン姉妹

　1980年代後半～90年代に爆発的な人気を得たコメディードラマ『フルハウス』のミッシェル役で知られるオルセン姉妹は、2013年から毎年ガラに出席。子役からファッションデザイナー、実業家へと華麗なる変身を遂げた2人は、ヴィンテージのシャネルのブラックロングドレスを着用。セレブの中でも洗練されたセンスを持つ2人だけに、レッドカーペットに現れると空気が変わったという。

ビリー・ポーター（1）

　ガラ当日の朝、インスタグラムのストーリーで、“黄金のまゆ毛メイク”を得意げに公開したビリー。会場に向かう車内では、ゴールデンメイクときらむびやかな黄金の王冠も披露し、超ご機嫌。金のボディスーツを着用したビリーは、古代エジプト文化を思わせる衣装を身に着けた男たちが担ぐ輿（こし）の上に優雅に横座りして、レッドカーペットに登場した。

ビリー・ポーター（2）

　ビリーのドレスは、無名デザイナーがファッション界で成功を収めるまでを描いた映画『マホガニー物語』（1975）へのオマージュ。黄金の翼を広げた姿は圧巻で、たちまちTwitterの「トレンド」に入った。

ケイティ・ペリー（1）

　シャンデリアを模した奇想天外なコスチュームでレッドカーペットに登場したケイティ・ペリー。頭にかぶったシャンデリアは18kgもするそうで、見るからに重そう。

ケイティ・ペリー（2）

　シャンデリアに負けないほどキラキラとした、モスキーノのミニドレスがとても似合っていたケイティ。こうこうと輝く彼女の姿には、セレブたちもびっくりしていた。

ペネロペ・クルス

　スペイン出身の女優ペネロペは、シャネルのシンプルなドレスを着用。会場内では、シャンデリアからハンバーガーに変身したケイティ・ペリーと一緒に写真を撮るなど、ガラを満喫してた。

マイリー・サイラス

　ストレートのボブヘアがキュートな新妻のマイリーは、イヴ・サンローランのユニークなミニドレスを着用。ドット柄の黒のストッキングと、とてもよく合っていた。夫のリアム・ヘムズワースもサンローランの黒のスーツを選び、夫婦一緒に参加する初めてのガラでビシッと決めていた。

セリーヌ・ディオン

　最近肌の露出度が高いと話題になっている歌手のセリーヌは、オスカー・デ・ラ・レンタのエレガントなフリンジカーテン・ドレスを着用。胸元はもちろんのこと、足も太ももの付け根まで出しているが、品良く着られるのはスリムなセリーヌだからこそ。

ジジ・ハディッド

　ガラの常連となっているジジは、マイケル・コースがデザインした、歌手シェールにインスパイアされたというド派手な衣装で登場。今回のガラでは、72歳のシェールが全盛期の衣装を着て名曲をパフォーマンスし、会場を大いに盛り上げていた。

ケイティ・ホームズ＆ジェイミー・フォックス

　今回のガラで、元夫トム・クルーズとの娘スリを女手ひとつで育てている女優ケイティが、かねてより交際がウワサされている俳優ジェイミーと登場すると、レッドカーペットは大いにざわついた。交際宣言していない2人だが、長年の付き合いと目されているだけあり、とてもいい雰囲気だった。

キム・カーダシアン

　毎年ゴージャスな装いで登場するキムは、著名なファッションデザイナー、ティエリー・ミュグレーが20年ぶりにデザインしたという無数のクリスタルが滴るかのようにあしらわれたヌードカラーのドレスを着用。髪の毛も濡れているように演出されており、最高に美しいと話題に。

ケンダル＆カイリー・ジェンナー姉妹

　カイリーは、紫色の髪の毛に合わせたドナテラ・ヴェルサーチのメッシュドレスを着用。ケンダルもヴェルサーチのドレスだったが、カイリーとは対照的な艶やかなオレンジ色。2人ともドレスの裾はフリンジ＆フェザー、上も同じくフリンジショールとフェザーの飾り物をつけており、それぞれの個性が際立つと話題に。

カーダシアン一家

　キムは今年も夫カニエ・ウエストと、カイリーも恋人トラヴィス・スコットと登場。髪の毛をブロンドに染めた、娘たちのマネジャーで母親のクリスは、恋人コーリー・ギャンブルと一緒に出席。ケンダルと交際がウワサされているプロバスケットボール選手のベン・シモンズの姿はなかった。

ニッキー・ミナージュ

　最近ムッチリ体形になってきたニッキーは、その丸みを帯びた体が最も美しく見える、ロングテイルがついたピンクのミニドレスを着用。ポイントとなっているのは、足元のブラザーベリーズのサンダルで、褐色の肌にピンクの紐がよく似合うと話題に。

ニック・ジョナス＆プリヤンカー・チョープラー

　昨年インドで超豪華かつド派手な結婚式を挙げたニックとプリヤンカー。プリヤンカーはディオール・オートクチュールのシルバーシースルーガウンを着用。ヘアスタイルとメイクは妖精をイメージし、ディオールのタキシードを着た、ちょびヒゲをたくわえたニックとお似合いだった。

カーラ・デルヴィーニュ

　バイセクシュアルを公言しているカーラは、クリスチャン・ディオールのレインボーカラー・ミニドレスを着用。足にも、LGBTQ運動の象徴であるレインボーカラー（本来は6色のものが多用される）の線を入れ、頭には歯や目、バナナなどをあしらったにぎやかなヘアピースをかぶり、人一倍目立っていた。

リタ・オラ＆ケイト・モス

　歌姫のリタはマーク・ジェイコブスの金色に輝くガウンドレス、大御所モデルのケイトもマーク・ジェイコブスのシルバーのロングドレスを着用。ケープガウンもシルバーで、高級感を漂わせていた。

アシュリー・グラハム

　プラスサイズモデルのアシュリーは、ピンクを基調としたグッチのジャケットを着用。ジャケットは絶妙な長さで、まるで下は何も着ていないように見える。今回、グッチを着るセレブが多いったのは、今年のガラのスポンサーがグッチだったからである。

ジェニファー・ロペス＆アレックス・ロドリゲス

　大きなイベントには必ず連れ立って出席するジェニファーとアレックス。ジェニファーは白のビーズで作られたかつらをかぶり、ヴェルサーチのシルバーのドレスを着用。左手薬指には、3月にアレックスからもらった婚約指輪が輝いていた。

ジャレッド・レト

　奇抜な言動で知られるミュージシャン／俳優のジャレッドは、赤いグッチのガウンに自分の頭部のマネキンを持って現れ、集まったマスコミの度肝を抜いた。グッチは昨年のコレクションでモデルに自分の頭部のマネキンを持たせたことがあり、ファッションフリークは「誰かがやるはずだと期待してた！」と大喜び。

エズラ・ミラー

　オペラ歌手から俳優まで幅広い分野で活躍しているエズラは、マスクをかぶってレッドカーペットに登場。マスクを外すと顔中に無数の目が描かれており、薄気味悪いとネット上は騒然とした。着用していたのは、バーバリーのスーツドレス。

カーディ・B

　トム・ブラウンがデザインしたドラマチックなガウンドレスを身にまとって登場したカーディ。もこもこしたドレスの裾は、とてつもなく広く、段々畑のようだった。このドレスだが、乳房に乳首、おへそ、女性器、そしておしりが強調されているデザインであり、ネット上では「肌を露出してなくてもエロい」と話題になった。

シアラ

　歌手のシアラは、露出度の高い、ピーター・デュンダスのエメラルド色のガウンを着用。大御所歌手ダイアナ・ロスにインスパイアされたという、ボリュームのあるアフロヘアは、ネット上で大きな話題に。クロエ・カーダシアンも「めちゃくちゃ最高！」と興奮しながらツイートしていた。

ゼンデイヤ

　米ディズニー・チャンネル出身の女優ゼンデイヤは、お姫様のようなドレスを着用し、シンデレラになりきって登場。魔法の馬車のミニポーチを持ってポーズをとる彼女に、同伴者でスタイリストのロー・ローチが棒を振って魔法の煙をかけると、ドレスが下から青白く発光。階段を上がる途中でヒールが片方脱げ落ちるという演出も大好評だった。

　ローいわく、「ゼンデイヤが10代の薬物中毒者を演じる新作ドラマ『ユーフォリア』の放送が始まったら、もう誰も彼女のことをディズニー女優だったと思わなくなる」ため、ディズニー・プリンセスとして最後に輝くために、この衣装にしたとのこと。

ジョーン・コリンズ

　85歳の超大御所女優、ジョーンは、ヴァレンチノの白いフリンジドレスを着て出席。頭に光るティアラが、とてもよく似合っていた。

エミリー・ラタコウスキー

　何を着ても美ボディが勝ってしまうモデルのエミリーは、上半身がほぼ裸といってもいい、デュンダスのシースルードレスを着用。ポイントは両耳から生えているように見える羽と、そこからキラキラと輝くチェーンが何重にも垂れ下がっているおしゃれなデザイン。とはいえ、やはり彼女の見事な体に目が行ってしまうという人が圧倒的に多かった。