「ネイルはダメでしょ」「バッチリメイク違和感」役作りを酷評された“朝ドラ”出演者3人
現在放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』。初回の放送は22.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率を記録し、幸先の良いスタートとなった。その後も全話が20%を超えるなど好調をキープしているが、一部視聴者の間では、ある出演者に“違和感”の声が上がっている。
「話題となっているのは、戦争孤児となったヒロインの育ての母を演じる松嶋菜々子です。酪農家の設定ですが、日焼けした様子もなく、バッチリメイクのきれいな顔を保っています。衣装こそ、もんぺはかまを着ていますが、現代でも通用する松嶋の容姿に、視聴者は違和感を覚えているようです。そんな美しすぎる松嶋の姿に、ネット上には『役になりきれないなら、時代物には出演しない方がいい』『松嶋菜々子はだけ現代風で、そこにばかり目がいってしまう』『スマホを持っても違和感がない風貌』と厳しいコメントが寄せられました」(ドラマライター)
また、2015年下半期の朝ドラ『あさが来た』に出演した、女優の萬田久子にも同様のツッコミがあったという。
「萬田は、ヒロインの姉・はつ(宮崎あおい)の嫁ぎ先である、大阪の老舗両替商のプライドの高い女将・菊を演じました。物語の途中で両替商が倒産し、生活が一転。夜逃げをして農家に転身します。強烈な嫁いびりをする姿が『はまり役』と好評でしたが、いつの間にか視聴者の注目は、萬田の“爪”に集まることに。貧しい農家の設定でしたが、不自然なまでに爪はきれいに整えられ、つややかに光っていたんです。そのため視聴者からは『ネイルがすっごく気になる』『明治時代の没落商人が、長いネイルはダメでしょ』『落ちぶれた商人の妻役なのに、爪を伸ばしてマニキュアって……。ドラマが面白いだけにもったいない』と指摘が相次ぎました。その後、視聴者の反応が番組側に伝わり、番組の公式スタッフブログにて、『本当に菊さんの爪には何も塗られておりません』とコメントを出す事態に発展したんです」(同)
さらに、今年3月まで放送された18年下半期の朝ドラ『まんぷく』にも、視聴者から厳しいチェックが入った。
「視聴者のツッコミは、ヒロインの姉の夫・忠彦を演じる要潤の“へスタイル”に向けられました。太平洋戦争が激化し、徴兵されていた要が無事に帰還するシーンで、要のヘアスタイルが“長髪”だったんです。時代背景を踏まえると、徴兵検査を受けた後、出兵に合わせて丸刈りにするのが基本。ドラマの設定を無視した要の姿に、ネット上では『ドラマだから仕方ないけど、髪が長い! 戦争から帰ってきた直後なのに健康的すぎる』『帰還直後なのに、きれいすぎてリアリティがない』と厳しい意見や『再現ドラマではないし、脚色もしょうがない』とさまざまな意見が飛び交いました」(同)
老若男女問わず幅広い世代から愛される朝ドラ。小道具やセットなど細かい部分に注目してみると、新たな“発見”があるかもしれない。
(立花はるか)