Hey!Say!JUMP・薮宏太、「いけないことだと教わらなかった?」と舞台共演者がファンに苦言
Hey!Say!JUMP・薮宏太が主演を務め、4月中に東京と大阪で上演されたミュージカル『ハル』。同28日に千秋楽を迎えたばかりだが、直前には舞台出演者がTwitter上で観劇時のマナーについて苦言を呈し、また主催者側にとっても目に余るような迷惑行為が発生したという。
同作で薮は病を乗り越えてボクシングに挑戦する主人公・ハル役を演じ、ヒロイン役の女優・北乃きいをはじめ、元宝塚歌劇団星組トップスターの安蘭けい、ジャニーズJr.内ユニット・Travis Japanの七五三掛龍也らが出演。東京公演は4月1日~14日までTBS赤坂ACTシアターで、同22日~28日は大阪の梅田芸術劇場メインホールにて行われた。
最終日の前日朝には、キャストに名を連ねる俳優・安福毅がTwitterを更新し、「舞台の録音をTwitterで流してる人を見かけました 残念です」「録画 録音はいけないことだと教わらなかったのかしら?」と、率直な気持ちを吐露。『ハル』の作品名こそ出していないが、出演中の舞台に関するツイートであることは明らかで、さらには密録が禁止されている理由について「著作権が侵害されてクリエイターに払われるべき報酬がなくなるから」「『個人で楽しむからいいじゃないか』というレベルではないと思う」などと、釘を差していた。
「安福は一連のツイートへの『常識知らずで恥ずかしい』といったリプライ(返信)に対して、『観劇慣れしてるかたは そう思いますよね』『ルールを周知させることも大事ですし 『密禄はダメなこと』と広まってくだされば嬉しい限り』と、反応していました。そして、27日午後8時台に『ハル』の公式Twitterも『1つのシーン、1つの台詞、1曲1曲を大切に、時間をかけて作り上げてきました』と、開幕までの関係者の苦労を記しつつ、『観劇中は携帯電話、音のなる機器は電源からお切り下さい』と、注意を喚起。さらに、出演者の羽賀悠仁も28日深夜1時台に『携帯の電源は切ってください。録画、録音は絶対にダメです』とTwitterに投稿しており、それだけキャストや主催者の間で一部お客さんのマナー違反が問題視されていたのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
ジャニーズファンとみられるTwitterユーザーからは、実際に『ハル』の観客についてさまざまな“被害報告”が上がっている。「横の人がマナーモードで、振動音が度々聞こえて、ホントに悲しかった」「遠くの席でスマートフォンの画面を長時間見てる人がいた。遠くでもスマホの画面は眩しくて邪魔」「友達の友達が盗撮をインスタグラムのストーリーに載せてて、ビックリした」と、良識ある人々にとっては驚くべき光景も見受けられたようだ。特に27日夜公演は、1幕で時計か何かの電子音が響いたほか、クライマックスの感動的なシーンの際、携帯電話のアラーム音がしばらく鳴り続けていたとか。「一番良いシーンでアラームが2分くらい鳴ってて、雰囲気台なしだった」「ずっとスマホの音が鳴ってて、スゴく良いシーンだったのに、気になってそこのシーンだけあまり覚えてない」「一番泣けるシーンで携帯のアラームの音がずーっと響いててむかついた」と愚痴が漏れている。
「アラーム音が鳴らした人の近くに座っていたTwitterユーザー数名によると、当人は音を止めようとスマホを探していた上で、周囲にも謝るなど恐縮していたそうです。結局、係員に連れられて席を離れたといい、出入口のところで必死に謝罪し、反省している様子だったとか。こうしたトラブルを受けて、薮のファンは『公式からも出演者からもマナーのお願い出させるとかありえない』『携帯の電源落とすとか、盗撮しないとか、最低限のマナーも守れないなら行かないで』『座長の薮くんの評価にもつながるからやめてほしい』と、落胆。共演者まで呆れさせるような事態となり、主催者側的にもマイナスイメージがついたでしょうから、同作の再演などは難しくなってしまったのかもしれませんね」(同)
盗撮映像をSNSに流す行為は言語道断として、携帯の振動音・アラーム音の場合は、本人の意識の低さや、単なる確認不足が要因とみられる。タレントの名声に傷をつけないためにも、まずはファンが最善を尽くすべきだろう。