ジャニーさん&ジュリーさんよりも「冷静かつ客観的」にJr.を采配する、タッキー社長の剛腕
しかし、『滝沢歌舞伎』などを見る限り、SnowManメンバーの扱いの差も非常に大きく、例えば、コミュ力が高くて親しみやすく、タッキーのお気に入りの深澤辰哉や、バレエ経験者ゆえの美しいダンスなどが評価されているジャニー社長のお気に入りの岩本照などは、大きな役を与えられる一方、上智大学院卒の阿部亮平などは、ちびっこJr.よりセリフが少ないなどの状況で、ファンから不満の声が上がっていた時期もあった。
ところがフタを開けてみると、個人的偏愛ではなく、意外なほどに 適材適所にJr.たちを売り込んでいる。
リハウスの物語性あるCMには、ジャニジャニしくない、黙っていればクールビューティの塩顔長身イケメン・作間を配置。 また、ドラマには加藤シゲアキ主演ドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』(日本テレビ系)出演枠を争うオ ーデイションドラマ『標への道』(同)でいちばん演技がうまいという声も多かった高橋を配置。さらに『ZIP!』(同)の「流行ニュース キテルネ!」コーナーにSnowMan・阿部亮平が新加入。SnowManの新加入メンバーの村上真都ラウ ールには、スタイルの良さを生かして、ファッションショーのモデ ルをさせるなど、ひとり一人の特性を見て、その強みを最大限に生かせる方法で売り込んでいるのだ。
そう思うと、太眉・目ヂカラ系と、黒目がちワンコ系に対しては 盲目的なまでに執着して愛するジャニーさんより、また、 学歴コンプレックスによるといわれる「なんちゃって高学歴ジャニ ーズ推し」のジュリーさんよりも、よほど冷静かつ客観的に思える 。それでいて、King&Princeや関西ジャニーズJr.・なにわ皇子プロデュース担当者のような商売上手臭もさほどない。
もはやデビュー組のファンが羨ましくなるほどのタッキー采配。なんなら、デビュー組のほうの面倒も、お願いできませんかね?
(南山ヒロミ)
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