1D・ルイ、妻を亡くした高齢男性の「死ぬまでにやってみたいこと」をかなえる姿が感動呼ぶ
MVは7分を超える長いもので、冒頭でリチャードがどのような人生を歩んできたのか説明される。ルイはリチャードの自宅を訪問し、同時期に愛する人を亡くした2人が遺族としての悲しみを分かち合った後、バケットリスト制覇に向けて出発する。
リチャードは、ヘリコプターを操縦し、サーキットコースでレーシングカーを爆走させるなど、次々に望みをかなえていく。念願のタトゥーは決心がつかなかったのか、急きょルイに彫る側に回った。また、ルイと並んでローラーコースターに乗り、夜には観客で埋め尽くされたルイのライブに飛び入りして、オペラ『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」を堂々と熱唱。そばで見守るルイは優しい笑顔を見せていた。
MVが終わりに近づくと、画面に「愛がいっぱいの心の中であなたを抱きしめる」「この人生は僕たち2人のためのものだから」という歌詞が浮かび、最後にアルツハイマー病協会、ブルーベル・ウッド子ども病院、英国がん研究所への支援/寄付を呼びかけ、終了する。
MVはたちまち140万回再生され、「いいね!」は31万を超え、2万4,000以上ものコメントが書き込まれている。コメントは「感動した」「涙が止まらない」といったものばかりで、「シンプルだけど、素晴らしいMV」とネットでも大きな話題になっている。
ルイがMVを紹介するインスタグラムの投稿にも2万8,000を超えるコメントが書き込まれており、ワン・ダイレクションのメンバーも反応。リアム・ペインは「信じられないほど素晴らしい」と書き込み、ナイル・ホーランは「めちゃくちゃすごいよ、Tommo(ルイの愛称)!」と称賛した。
MVのルイは終始笑顔だが、母親の死に触れたときは暗い表情になり、つらい体験を乗り越えてないよう。悲しみが癒えるにはまだ時間がかかるだろうが、リチャードのように前向きに自分の人生を謳歌してほしい。