『ラジエーションハウス』本田翼らが演じる医師たちに「診断が適当すぎる」と疑問の声続出
4月29日夜9時から第4話が放送される、窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。これまでの視聴率は第1話12.7%、第2話12.3%、第3話11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、いずれも2ケタをキープしている。
同ドラマは、レントゲンやCTを扱う放射線科を舞台とした物語。放射線技師として天才的な技術を持つ五十嵐唯織(窪田)は、幼なじみの甘春杏(本田翼)に長年思いを寄せている。二人はともに、甘春総合病院の放射線科で働いているが、杏は唯織のことをまったく覚えていない。前回のエピソードで、唯織は、杏に事故で亡くなった兄がいたことを知る。杏が自分を忘れたままでも、技師として支えていこうと決意した。
第3話は、結婚を目前に控えた女性・葉山今日子(内山理名)が、乳がんの検査にやって来る。マンモグラフィ検査の結果、今日子は乳腺密度が濃い「デンスブレスト」ということが発覚するものの、デンスブレストは病気でないため、診療部長兼放射線科長・鏑木安富(浅野和之)は「異常なし」と診断を下す。
一方、唯織は検査画像を見て何かに気付き、より精密な検査として超音波検査を今日子に促す。後日、病院に訪れた今日子は、自分なりにデンスブレストについて調べたといい、「異常なし」と診断されたことに不満を持っていた。怒りをぶつけられる唯織だが、改めて超音波検査をさせてほしいと今日子に頼む。
しかし、結果はまたしても異状なし。それでも、唯織はわずかな異変を見逃さず、乳腺外科の医師・谷山(小松和重)に乳房MRI検査をやらせてほしいと頭を下げた。谷山は「異常がない患者を検査する必要はない」と反対するが、曖昧な診断に疑問を抱いていた杏は、唯織を援護。検査は行われ、ほかの検査では見つけにくい悪性の腫瘍が発見された。
「病院の医師は、放射線技師より忙しいからか、再検査や別の検査を求める技師たちを疎ましく思っている様子。この描写に視聴者から、『実際に医師と技師って、こんなに仲が悪いの?』『この病院は適当な医者しかいない』『唯織のような技師は信頼できるけど、こんな医者がいる病院は通いたくない』と疑問の声が続出しています」(芸能ライター)
第4話では、ロックバンドを組む大学生・坂元美月(山本舞香)が、右肩の痛みを訴えて病院へ訪れる。検査を行うが、原因が特定されず、整形外科の辻村駿太郎(鈴木伸之)から、「様子を見る」と伝えられる。一方、唯織は杏がとある男性患者を気にかけていると知り、彼女の力になろうと奮闘するも、その行動が思いもかけない事態に発展してしまう。
「唯織に反発を続ける杏ですが、反対に辻村とは2人で食事に出掛けたり、相談に乗ってもらうなど急接近を見せています。イケメンな恋敵の登場に、『美男美女でお似合いなだけに悔しい』『絶対に辻村も、唯織を意識してる』『ライバルが登場したけど負けないで!』と話題になっていました」(同)
唯織の才能は放射線技師たちからは受け入れられているが、医師にとってはうっとおしい存在として描かれている。果たして彼の才能は、病院全体に認めてもらえるのだろうか。