赤江珠緒アナ、博多大吉との不倫否定も……「相談女疑惑」「キャラ崩壊」がもたらすダメージ
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます
<今回の有名人>
「でも、それをスタッフとかに言うのは……」赤江珠緒
『たまむすび』(TBSラジオ、4月24日)
姦通罪のない日本で、どうして芸能人の不倫がバッシングされるかというと、「嘘をついている」ことに嫌悪感を抱く人が多いから、加えてネットが普及して、意見もしくは悪意の拡散が容易になったからではないだろうか。
表向きは“いい人”に見せて、陰であんなことをやっている。そういう幻滅が不倫へのバッシングにつながっていくと仮定するのなら、芸能人が不倫と同じくらい恐れなくてはいけないのが、“キャラ崩壊”だろう。不倫をしていなくても、キャラが崩壊すると、不倫同様に「嘘をついていた」「だまされた」と憤る視聴者もいないとは言えないからだ。
そもそも、キャラとは何だろう。
例えば、休日に家でくつろいでいる時と、会社にいる時の自分がイコールな人はほとんどいないのではないだろうか。家ではだらしないけれど、会社では身なりも仕事もきちんとするということはよくあることだし、自分をより良く見せて、社会で評価してもらうため、誰もがキャラをかぶって演技していると言っていいだろう。それは偽装というより社会性だとも捉えられるかもしれない。
しかし、芸能人のように、自分を商品にする職業の場合は、会社員よりも高度に差別化・細分化された偽装、つまりキャラが必要になる。オアシズ・大久保佳代子が『TVじゃ教えてくれない!業界裏教科書』(Abema TV)で、キャラの作り方についてレクチャーしていたことがある。「0からキャラを作ると、ウソだとバレる」「自分の中にあるものを、膨らませていく」ことがポイントだそうだ。ということは、芸能人のキャラというのは、「まるっきりウソではないけれど、100%本当でもなく、ある程度演じている」ということだろう。しかし、ウソだとバレると視聴者は興ざめするので、「生まれつき、こういう人だ」「本当にこういう性格なんだ」と視聴者に思わせるのが、芸能人としての腕の見せどころではないだろうか。
先週発売された「フライデー」(講談社)で、お笑い芸人・博多大吉と芝生に寝っ転がって花見をしている姿を激写されたフリーアナウンサー・赤江珠緒。赤江アナはTBSラジオ『たまむすび』のメインパーソナリティーを務めており、大吉は水曜レギュラーとして出演している。親密そうな二人の雰囲気から不倫が疑われたが、手をつないでいたとか、ホテルに入ったというような証拠は何もない。しかし、キャラに疑義が生じたという意味で、赤江アナは結構な痛手を被ったのではないだろうか。
同誌によると、二人は月曜日の夜にも食事をし、水曜日に番組で共演し、赤江アナが休みの金曜日の昼間、『あさイチ』(NHK)終わりの大吉と合流して、青山のレストラン(個室)でランチ。そこから公園で花見をし、二人して芝生に寝っ転がっていたそうだ。
4月18日放送の『たまむすび』で、赤江アナは「大吉先生が相談に乗ってくれた」と不倫を否定。しかし、週に二度と“相談”の頻度が高いことと、赤江アナの夫が育児休暇中であることから、ネットでは「休みの日に夫に子どもを任せてまで、何の相談があるんだ」「なぜ相談で寝っ転がる必要があるんだ」と嫌悪を抱く意見もみられる。