TOKIO、デビュー25周年イヤーに「ファンクラブ年会費」にファンの疑問相次ぐワケ
山口達也が未成年女性への強制わいせつで書類送検された影響により、4人組として再始動したバンド・TOKIO。山口の事件から1年がたとうとする中、ファンの間ではジャニーズ事務所のファンクラブに対して、不満の声が漏れているという。
昨年4月25日、山口の強制わいせつ事件をNHKニュースが第一報で伝え、世間は大騒ぎに。酒に酔った山口は仕事を通じて知り合った女子高生を自宅マンションに呼び出し、無理やりキスをするなどのわいせつな行為をした疑いがもたれていたが、後に不起訴処分(起訴猶予)となった。しかし、5月6日には山口がTOKIOメンバー4人に出していた“辞表”をジャニーズ事務所側が正式に受理。山口はTOKIOを脱退するとともにジャニーズを辞め、そのまま姿を消した。
それから早1年、一部週刊誌ではTOKIOへの“復帰説”を追う記事や、山口の近況に関する報道も増えてきている。
「『女性セブン』(小学館、2019年5月9日・16日号)によれば、山口は昨年4月26日に会見を行った後、東京近郊にある心療内科専門病院に入院。6年以上前から苦しんでいた躁うつ病の治療を始め、その後は実家近くのメンタルクリニックに力を入れる病院に転院したそうです。現在は両親や兄が山口の生活をサポートしており、都内で兄と一緒に暮らしているとか。また、先日は弟と北京ダックを食べに外出するなど徐々に行動範囲を広げつつあり、1年の闘病によって体調も回復していると報じていました」(ジャニーズに詳しい記者)
一方で、残るTOKIOの城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也は個々に俳優やタレント業に勤しむほか、グループのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)と『TOKIOカケル』(フジテレビ系)は、変わらず続いている。とはいえ、山口の脱退後は5人で出演していたヤマト運輸と自動車メーカー・スズキのCM契約が終了。長瀬がパーソナリティを務め、スズキの一社提供だったラジオ『SUZUKI presents NAGASE The Standard』(TOKYO FM)はCM終了後も放送が続いたものの、今年3月に最終回を迎えた。
そして、ベーシストだった山口がいなくなり、TOKIOの音楽活動はストップ。シングルは17年8月発売の「クモ」が最後で、昨年は『NHK紅白歌合戦』も落選し、連続出場記録は24回で途切れてしまった。
「今年は1stシングル『LOVE YOU ONLY』(1994年)のリリースから25周年の節目とあって、本来なら盛大なイベントが続いていたことでしょう。20周年を迎えた14年は記念ツアーを開催し、『JOIN ALIVE』『SUMMER SONIC 2014』にも出演。“ジャニーズ初の夏フェス参戦”と、大きな話題になりました。しかし、今年はアニバーサリーイヤーにもかかわらず、現在のところお祝い行事の予定はありません。4月期の松岡主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)のエンディング曲もTOKIOではなく、共演者である伊野尾慧が所属するHey!Say!JUMPの楽曲が起用されています。TOKIOのバンド活動を求めるファンにとっては、苦しい日々が続いているんです」(同)
そんな中、最近ではTOKIOファンクラブの年会費について、否定的な声が噴出しているという。ジャニーズのファンクラブは申し込みの際に入会金1,000円と年会費4,000円の計5,000円が必要で、継続の場合も年会費を支払う仕組み。その特典として、会員証と会報の発行、コンサート・舞台などのチケット申し込み、番組協力の受付、バースデーカード発行、会員限定動画配信などがあるが、ファンの書き込みによると、会報は昨年9月頃に届いて以降、今年は一度も発行されていないという。現在のジャニーズのHPには、会報に関して“年に何回発行”といった明確な決まりが記されておらず、グループによって発行のタイミングも異なっている。
とはいえ、コンサートや番組協力はもちろん、会報もない状況では、不満を感じるのも当然だろう。ネット上のファンからは「25周年は特に何もなさそう。新曲も番組協力もないし、会報も去年からずっとない……」「会費の4,000円は何に使われているのか。彼らの音楽活動が見たくてお金を払ったつもりなのに……」「TOKIOはバラエティーで見られるけど、ライブも新曲もなくてつらすぎる。会報で状況を教えてほしい」「ファンクラブはもちろん更新するけど、ライブもないし、不定期とはいえ会報も半年くらい来てないから、ちょっとためらう」などの愚痴が見受けられた。
また、ジャニーズグループの多くは、節目になるとファンクラブ会員に向けて記念品を贈呈しているだけに、今後の25周年イベントやプレゼントの実施を望む声も出ている。年会費を支払い、バンド活動を待ちわびるファンのためにも、うれしい報告に期待したい。
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