JYJ・ユチョン、麻薬検査で陽性報道――「警察のパフォーマンス」「急ぐ理由が?」と疑惑の声
4月23日、JYJのメンバーで元・東方神起のメンバー、パク・ユチョンに薬物検査で陽性反応が出たと報じられた。翌24日には、所属事務所C-JeSエンターテインメントが「専属契約を解除する」と公式発表。さらには同発表文で、「パク・ユチョンは、記者会見で述べたように芸能界を引退し、今後すべての日程を全面キャンセルして裁判所の決定に従います」とも伝えたことから、早くも引退まで報じられている状況だ。
ネット上では、悲しみと絶望の声が続出する一方、「ユチョンのことは1ミリだって疑ってない。会見で話したことが真実だと思うから」「ユチョンの言葉を冷静に待ちます」「ユチョンの言葉しか信じない。虚偽の報道しかされていない」と、ユチョンの潔白を信じるファンの声も相次いでいる。
スキャンダルのきっかけは4月4日、韓国の一大食品メーカー・南陽乳業創業者の孫娘のファン・ハナが、麻薬投薬の疑いで逮捕された一件。ファン・ハナは取り調べで「芸能界の友人Aに麻薬を勧められ、Aは眠っている私に強制的に(麻薬を)投与することもあった」と証言し、このA氏がユチョンとされたのだ。ファン・ハナは、2017年にユチョンとの婚約が発表された元恋人で、その後、二人は破局したというが関係は続いていたものとみられている。
「ユチョンは17日と18日の二日間にわたり取り調べを受けています。その前日、16日には簡易薬物検査の結果が発表され、判定は陰性。しかし、正確な結果は国立科学捜査研究所による3週間後の発表を待つ必要があると伝えられました」(芸能ライター)
ところが、鑑定結果はわずか1週間で明らかに。警察が迅速な対応を取ったようにも思えるが、ネット上では疑惑の声が尽きない。24日放送の『ビビット』(TBS系)では、ユチョンの陽性反応を報じた上で、フリーアナウンサーの堀尾正明氏が、「鑑定結果が出るのは3週間後とされていましたし、警察が急いでいるよう気もする。今、韓国の芸能界は(警察との)癒着疑惑もあって、警察は『ちゃんとやってるんだよ』とアピールしたいのか、と考えたりする」「まだ報道の段階で、逮捕されてませんよね。もうちょっと冷静に見ておいた方がいい」とコメントしたことも、ファンの間で注目されている。
「先ごろから、韓国ではBIGBANGの元メンバーV.Iの売春斡旋や性接待疑惑、そして警察署長との癒着が大スキャンダルとなっていますが、そんな中、ユチョンの麻薬騒動が浮上。マスコミの報道は一気にユチョン一色へ転じました。そのため、堀尾氏のコメントに同意する声や、『警察が癒着から話題を逸らそうとしてる』『警察は、なにか鑑定を急ぐ必要があったわけ?』『韓国の警察じゃ、検査も信用できない』といった指摘が飛び交っているんです」(同)
さらに元恋人、ファン・ハナにも強い疑惑の目が向けられている。10日に行われた会見の席上で、ユチョンはファンハナとの関係について「彼女と別れた後も、脅迫されて苦しめられた」「私を恨むような言葉を言い続けた」と明かしていることから、このスキャンダルも「ファン・ハナによる脅迫の一つでは」などの声が後を絶たない。
「ユチョンは会見を開いた理由について、『こんな報道によって薬物を使用した人間にされてしまうのかと、怖かった。違うと言っても、私はそうなってしまうはずだという恐怖に襲われた。だから、自ら話すべきだと思った』と告白。ファンはこの会見の言葉を思い出し、『麻薬をしてないのに、してる人になってしまう……ユチョンが会見で言った通りになりつつある』『彼が危惧していた通りになってしまい、非常に残念』『記者会見の「やってないのにやった人にされる」と言ってたのは、こういうことなのか』と絶望しています」(同)
いくつもの疑惑をはらんでいるユチョンのスキャンダルは、今後はどうなるのか。冷静に事実を見極める姿勢が必要だろう。
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