KinKi Kids、「『Mステ』スタッフ的にも相当……」と衝撃の“生放送ハプニング”を照れて懐古
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)が4月15日深夜に放送され、この日は堂本光一と堂本剛が揃って登場した。
番組冒頭で取り上げられたのは、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に関する話題。2月1日放送の同番組内で、「Mステ衝撃ハプニング集」というランキングが発表され、第5位にランクインしたのが「前代未聞 KinKi Kidsダブル歌詞間違い」だった。これはファンの間で「打ちひしがれ事件」と呼ばれているもので、リスナーからは「お二人はあの時のことを覚えていますか?」と質問が寄せられた。
この「打ちひしがれ事件」とは、2005年6月10日放送回で、KinKi Kidsが「ビロードの闇」を披露した際に起こったハプニング。発端となったのは光一の歌詞間違いで、「僕らは見ることさえ許されないだろう」を「僕らは一人で打ちひしがれるだろう」と歌ってしまったというものだ。次のパートを歌う剛は、出だしこそこらえたものの、「アハハ!」と笑って歌唱が困難な状態に。光一もその後はずっと照れ笑いを浮かべており、パフォーマンス後は司会のタモリから「ちょっと動揺が見られたみたい」とツッコミを受けていた。
このメッセージに対し、光一が「覚えてますよ」と答えると、剛も「あれは衝撃でしたよね。なんか、アットホームな曲に急になりましたよね」と、“打ちひしがれ事件”のせいで、クールな曲が明るい雰囲気に変わってしまったと振り返る。光一も「そうね……格好つけててんけどなあ~曲が曲だけに」とぼやいていた。
ファンの間で現在も語り継がれ、“伝説”になっているこのハプニングだが、すでに14年前の出来事ということもあり、剛は「よかったですよねえ」と明るく振りかえる。光一も「長い『ミュージックステーション』さんの歴史の中でも上位に。僕らが全然いないところでこのランキングが発表されて。ってことは、スタッフ的にも“相当”だったんですね」と笑っており、理由はなんであれ、印象に残ったことは悪く思っていない様子だった。
また、光一は「生放送にしても何にしても、本当にハプニングを嫌がるというか……手堅く行くよね」と、テレビ業界の状況を告白。剛も「いい意味でのハプニングね。生放送ならではのというものも、『ナシでいこう』っていう空気があるよね」と光一に同意しており、その後も「それだと生放送の意味ないんちゃうかな?」(光一)「そうね~」(剛)とブツブツ。「打ちひしがれ事件」を“伝説”にしたKinKi Kidsだからこそ、生放送の面白さを失ってほしくないという思いがあるのかもしれない。
リスナーからは、「結構前のことだけど、やっぱりこの事件のことは覚えてるんだね!」「剛くんは光一くんを責めるどころか、『アットホームで良かった』って褒めてるのが最高にKinKi Kids」「相方のミスで起きた事件をベタ褒めしていく剛くん、最高だな(笑)」という声が集まり、KinKi Kidsの仲の良さを再確認したようだ。
(福田マリ)