アリアナ・グランデが「PTSDに苦しんでいる」と脳検査の画像を公開するも、ネットは冷ややか
4月12~14日と、19日~21日の2週にわたって開催されるアメリカ最大規模の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」で、史上最年少のヘッドライナーを務めることになった歌姫アリアナ・グランデ。そんな彼女がSNSに投稿した画像が、大炎上を引き起こしている。
問題の画像は11日に、インスタグラムのストーリーに立て続けに投稿した脳の検査画像。「傑作&ゾッとしちゃう」というメッセージと共に、健康な脳とPTSD(心的外傷後ストレス障害)患者の脳の画像を並べて比較したものと、「冗談じゃない」という一言と共に掲載した自分の脳画像。アリアナの脳がPTSD患者の脳に似ていることが素人目にもわかる。
コーチェラのヘッドライナーに抜てきされ、発表する曲が軒並み音楽配信サービスのランキング上位に食い込むなど人気絶頂の彼女だが、深い苦しみも抱えている。
2017年5月22日、イングランド北西部にあるマンチェスター・アリーナでのコンサート終了直後に、自爆テロ事件が発生。彼女のファン22人の命が奪われ、100人以上もの負傷者を出した。アリアナは昨年、この事件でPTSDを患ったことを激白。英ファッション誌「VOGUE」18年7月号のインタビューで、「認めるのは嫌なんだけど、まさしく(PTSDの)症状が出ていたわ。みんなに(PTSDだと)言われたし」「話すのはつらい、だって途方に暮れるような喪失感に見舞われているのは私だけじゃないから。でも、(自分がPTSDなのは)紛れもない事実なのよ」「自分の体験については語らない方がいいんじゃないかって思う。私は何も話すべきじゃないって。泣かずに話せる日なんて来ないと思うし」と、苦しい胸の内を明かした。
今回公開した脳画像の撮影時期は不明だが、おそらく最近のもので、爆破テロ事件から2年近くたった今もPTSDに苦しんでいること、PTSDは深刻な病であることを伝えたいのだと、複数の米メディアは一斉に報じた。
昨年、元交際相手のマック・ミラーがアリアナに振られた悲しみで薬物を乱用し、過剰摂取で亡くなり、アリアナのSNSには「おまえがマックを殺したんだ」といったメッセージが大量に寄せられたことで、PTSDを悪化させたとみる人が多い。一方で、ニュースサイトのコメント欄には「また、悲劇のヒロイン?」と、アリアナをバッシングする意見が殺到。