「体を張るのが芸人の仕事?」爆笑問題・太田光だけじゃない、収録中にケガした芸能人
お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、3月30日に生放送された『ENGEIグランドスラムLIVE』(フジテレビ系)の収録中、生クリームに足を滑らせ転倒し側頭部を強打する事故が起こった。翌日の『サンデー・ジャポン』(TBS系)を欠席し大きな騒動に発展したが、幸い大事には至らなかったという。番組収録中にけがを負う芸能人は少なくはなく、その一人がTOKIOの城島茂だ。
「城島は昨年12月5日、元日特番『ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)のロケ中、背中から左右に張り出した腰椎横突起にヒビが入るけがをしました。はしごでのパフォーマンスの練習中に転落し、段に背中を強打。城島は、痛みが引くまで2週間程度と診断されたにもかかわらず『明日には仕事に復帰して、皆さんに元気な姿をお見せすることができると思います』とコメントしました。城島のけがに、ネットからは『腰はきちんと治さないと後々まで響くから、ゆっくり休んでほしい』『もう若くないんだから、無理しないで』『山口達也が抜けた分、頑張っているんだね』という気遣いの言葉が集まりました」(芸能ライター)
また、お笑いコンビ・ずんのやすは2012年2月2日に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の収録中に腰の骨を折る大けがをしている。
「やすは新潟県内のスキー場で、ゲレンデを水上スキー用のゴムボートで滑走しタイムを競う企画に参加。雪のスロープで減速、停止するはずでしたが、勢い余ってスロープを乗り越え、約4メートル転落した後、小屋に激突し腰を強打しました。病院に搬送され、『第2腰椎破裂骨折、第1腰椎両側突起骨折など』と診断を下されることに。当時のフジテレビの豊田皓社長は、定例社長会見で『体を張る内容だと出演者が張り切ってしまう。そこをどうやって抑えればいいか』とコメントしたため、『抑えても番組を面白くするのが仕事だろ』『体を張るのが芸人の仕事なのかなあ』『けがを芸人のせいにするな』とテレビ局に対する批判が続出しました」(同)
同じく『みなさんのおかげでした』で、17年6月4日にお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明も転倒し鎖骨骨折した。
「小木はシンガポールでの収録中、浅いプールでバランスを崩して転倒し、肩を強打。現地の病院で診察を受けたところ、右鎖骨の骨折が判明しました。12年に起こった、やすの一件もあったことから、ネットユーザーからは『この番組はけが人を出しすぎ』『けが人が出るような番組は不愉快』『体を張って笑いを取る時代は終わった』と、番組への非難の声が噴出しました」(同)
高視聴率を目指すことも重要だが、出演者が負傷してしまっては元も子もない。番組制作側には安全管理を徹底してほしいものだ。
(立花はるか)