『きのう何食べた?』初回3.2%! 西島秀俊&内野聖陽コンビで『孤独のグルメ』超えも?
西島秀俊と内野聖陽がダブル主演する連続ドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の初回が4月5日深夜に放送され、初回平均視聴率3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2人が演じるほのぼのとした“恋人役”に、放送中からSNS上は大盛り上がりを見せており、視聴率にも好影響を及ぼしているようだ。
よしながふみの同名コミックを映像化した『きのう何食べた?』。同性愛を明かしていない弁護士・筧史朗(西島)と、カミングアウト済みの美容師・矢吹賢二(内野)による同居生活を、コメディタッチながらシリアスに描いている。
「初回は、主人公の2人を始めとした人間関係についての説明がされていく中、内野と西島が“痴話げんか”を繰り広げるシーンに、視聴者は大興奮でした。原作に忠実な演技とシナリオに、視聴者からは『イメージ通りのキャスト』『お似合いのカップル』と絶賛のツイートが続出し、放送中にはTwitterの世界トレンドで1位を獲得しました」(芸能ライター)
かつてはタブー視する向きも強かった“同性愛作品”だが、2018年4月期の連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の大ヒットもあってか、近頃ではテレビや映画で、人気芸能人による映像化が増えているという。
「20年公開予定の映画『窮鼠はチーズの夢を見る』では、関ジャニ∞・大倉忠義と成田凌が親密な関係を持つ役を演じるなど、一昔前では考えられなかったBL作品の実写化が、次々と実現しています」(同)
テレ東の深夜ドラマ枠「ドラマ24」は、コアな層へ向けた作品を中心に制作してきたが、近年ではキー局にも劣らない話題性を獲得している。
「『ドラマ24』では『孤独のグルメ』や『勇者ヨシヒコ』シリーズなどが放送され、視聴率以上の認知度を得ることに成功しています。DVDの販売や配信では、いずれも相当な収益を記録していて、作り手としても“やりたいこと”ができる枠だと、同業他社からは羨望の的となっているんです。視聴率面では、昨年4月6日深夜に放送された『孤独のグルメ』最新シリーズが初回5.1%を記録し、『深夜帯としては驚きの数字』と話題を集めましたが、『きのう何食べた?』はこれに追随する可能性を秘めています」(制作会社関係者)
多くの作品が初回放送を控える春ドラマ。ダークホース『きのう何食べた?』はどこまで記録を伸ばせるだろうか。