石野卓球「謝罪が先」と物議! “タトゥー告白”で賛否両論呼んだ有名人3人
訪日外国人観光客の大幅な増加に伴い、温浴施設におけるタトゥーの規制緩和を求める動きが活発化している昨今。だが、芸能界ではタレントのりゅうちぇるが、妻子の名前のタトゥーを公開し、物議を醸したことが記憶に新しい。
芸能界にはりゅうちぇるのほかにも、タトゥーが入っている芸能人は少なからずいる。最近話題を集めたのは、コカインを使用したとして麻薬取締法違反の罪で逮捕、起訴された電気グルーヴ・ピエール瀧被告の相方、石野卓球だ。
「卓球は、3月24日にTwitterを更新し、『あと51歳初Tattoo入れました! “Zin-sayは電気グルーヴ、電気グルーヴは人生” 真似すんなよ』とつづり、腕に『電』と彫られた写真を投稿。『人生(ZIN-SAY!)』は80年代後半の電気グルーヴの前身バンドで、ピエール瀧被告も在籍していました。そんな相方の一件を受け、電気グルーヴの解散説を報じるメディアもありましたが、『電気グルーヴは人生』という言葉と、瀧被告への思いを感じさせるタトゥーに、ファンからは『言葉で説明するより、心情が伝わる』『決意を感じました』と歓喜のコメントが相次ぎました。一方、一般ネットユーザーからは『このタイミングで? 一般人には理解できない』『今できることがそれ? 謝罪が先だと思う』という、厳しい意見が寄せられました」(芸能ライター)
また、歌手で俳優のミッキー・カーチスは、2017年12月25日公開のウェブメディア「BuzzFeed News」のインタビューの中で、タトゥーを入れた経緯について語った。
「ミッキーは還暦を過ぎてタトゥーを入れたのですが、『「若気の至り」で左腕に入れたんだよ。もうこの年だし、いいんじゃないのって』と明かし、64歳まで入れなかった理由については、『入れたくなったこともあったけど、アイドルだったからね』と話しました。また、自身にとってタトゥーとは? という問いに対して、『生き方、生き様かもね。“親が生んでくれた体に”っていう人もいるけどさ、自分は自分だろ』と締めくくったんです。このインタビューに、ネット上の反応は『64歳まで自分探ししてたの?』『外見でしか自分の生き様を表現できないの?』『生き方、生き様がタトゥーって安っぽい』となかなかシビアでした」(同)
さらに、ミュージシャンで文筆家の菊地成孔は、17年5月3日公開のウェブメディア「Withnews」のインタビューの中で、52歳の時に入れたタトゥーへの思いを話している。
「港町で育った菊地の周りには、刺青を入れている大人が多く、幼少期からあこがれていたそうです。しかし、プールやサウナ、温泉に出入りができなくなることから長い間断念。とはいえ、最近は入場可能な施設が増えていることもあり、50歳を過ぎてタトゥーを入れたそう。菊地にはタトゥーへの賛否両論が多く寄せられ、ファンから『死んでもやめて』というメールまで届いたことを告白しました。また、『和彫りは文化的に素晴らしい』と語りましたが、反社会的組織を連想させることから妻からは大反対され、“ヒンドゥーの文様”柄のタトゥーを入れたとのこと。このインタビューに、ネットユーザーからは、『和彫りは文化じゃない』『覚悟やリスクを理解しているだろうし、個人の自由』『他人を不愉快な気持ちにさせなければいいと思う』とさまざまな声が寄せられてしまいました」(同)
タトゥーに対して、否定的な意見が多い日本。しかし、他者の個性や価値観を尊重し、共存していくことがこれから重要になってくるのかもしれない。
(立花はるか)