「おもちゃ収納」は“ざっくり箱&洗濯ネット”でOK! 子どもが片付けたくなる5つのコツ
【伊藤まきの回答】
~時が来たら誇りをもって脇にどけ!~
大人の私物を移動して、子どもに棚(スペース)を譲りましょう。
「子どものおもちゃ収納」についてのお悩みを、八王子市在住のM・Kさんから受け取りました。はじめに、「時が来たら誇りをもって脇にどけ」とは、故・樹木希林さんが愛した名言(ドイツの詩人作)だそうです。過去の発言をまとめた書籍は、すでに100万部を超えです。私も愛読していますが、子育てや片付けのことについても触れています。とても説得力がある、わかりやすい喩えなので使わせていただきました。
人生訓だけでなく、モノとの関係も勉強になります! この「脇にどけ」とは、「大人の私物」を指します。
夫婦ともに「時間がないほど忙しい」ということで、趣味を楽しむ時間がほぼゼロと想像します。たとえ、音楽を聞くにしても「子どもの遊ぶ時間」に比べると、使用頻度は劣るはずです。だのに、部屋の中で一番取り出しやすい場所を「大人の私物」で埋め尽くしています。
これに対する解決法は一つです。定期的な「収納の見直し」を習慣化することです。
ライフサイクルの変化とともに、「収納の見直し」を!
Mさんはこの部屋を、兄弟がおもちゃを楽しむ「プレイルーム」だと説明しています。部屋の目的を決めていると、作業もスピーディです。
部屋の隅には、本棚とレコードラック(上にDJ ブース)があります。「大人の私物」が詰まっていますが、回転率は低そうです。ここに、使用頻度の高いモノ(おもちゃ)を収めること。これが、今回の答えです。
一番出し入れがスムーズな場所(ゴールデンスペース)こそ、定期的な「収納の見直し」が大切です。以下、4つのチェックを心がけましょう。
[1]毎日使うモノを優先に置きましょう。
[2]使う人が取り出しやすい場所に置きましょう。
[3]モノの住所をきちんと決めましょう。
[4]持っているモノの量が見渡せるようにしましょう。