幻冬舎・見城徹氏がゴリ押し!? テレ朝が「ドラマ化」強制された某社長の成功物語
今年2月、幻冬舎社長・見城徹氏が自身のTwitterに、怒りを爆発させる内容のツイートを投稿し、ネット上を騒然とさせた。同社と提携するソーシャル経済メディアの「NewsPicks」に対して、「幻冬舎は今後はNewsPicksと協業しない」と激怒したが、関係者によると「この裏側で、もう一つ騒動が起きていた」という。
「幻冬舎とNewsPicksによる書籍のコラボレーベル『NewsPicks Book』は、これまでに実業家・堀江貴文氏の『多動力』など、多くのビジネス書をヒットさせてきました。しかし、見城氏が2月27日付のツイートで『NewsPicksが今までパートナーシップを組んでやって来たNewsPicks Bookを突然、自分たちだけでやると通告して来た』と明かし、トラブルが表面化しました」(週刊誌記者)
見城氏は同ツイートで、「NewsPicks」について「この会社には義理、仁義、礼儀、恩義といった『義』に関するものが一つもない」などと指摘。これを受け、NewsPicksの佐々木紀彦CCOは3月7日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で一部非を認め、反省の意を述べていた。
幻冬舎は、すでに出版された「NewsPicks Book」の書籍に関しては、販売を継続するというが、その中のある一冊が、また別の波紋を呼んでいるようだ。
「昨年出版された『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』という本です。倒産寸前だったメガネチェーン・オンデーズを買収し、不死鳥のようによみがえらせた実業家・田中修治氏のサクセスストーリーなのですが、見城氏はテレ朝に、同作の“連続ドラマ化”を強引にねじ込んだそうなんです」(制作会社関係者)
見城氏はテレビ朝日の「放送番組審議会」委員長を務めており、同局の早河洋会長とも親密な間柄だ。
「すでに、ドラマ部の幹部は了承済みだそうですが、現場では『ゴリ押しすぎる』『数字が見込めない』と、反対の声が強かったとか。しかし、局としては首を縦に振っているので、少なくとも“ドラマ化”は内定状態。そして、現在は『単発SP』なのか『前後編もの』なのか、調整を行っているようです」(同)
「NewsPicks」との騒動の裏側で、テレ朝にも強硬的だったとされる見城氏。同作の売上部数は、公称で5万部だが、復活したオンデーズが大きな飛躍を遂げたように、『破天荒フェニックス』もテレ朝でのドラマ放送から、“爆売れ”を見せるのだろうか。