『ミリオンヒット音楽祭』、ゲストの“歓声”に「うるさすぎ」「静かにして!」と批判続出
3月26日、演歌歌手がJ-POPのヒット曲を歌う音楽番組『ミリオンヒット音楽祭 演歌の乱』(TBS系)が放送された。歌唱力の高さを見せ付けた演歌歌手のパフォーマンスに、ネット上は大盛り上がりしていたが、一方で「純粋に歌だけ聞きたかった」「歌に声を被せるな!」と不満の声も上がっている。
「同番組は、演歌歌手が持ち歌を封印し、J-POPのミリオンヒット曲を披露するという内容。昨年9月の放送時には、演歌歌手・徳永ゆうきが米津玄師の『Lemon』(2018年)をこぶし混じりに歌い上げ、放送後に行われたアルバム発売イベントで『僕自身、驚いています』とコメントするほど、大反響がありました。今回の放送にも期待を寄せる視聴者は多かったようですが、パフォーマンス中、ひな壇のゲストが間奏で『フ~!』『カッコいい~!』『すごい!』などと叫ぶ演出が大不評。ネット上では『ひな壇の声がうるさすぎる』『歌声にゲストの声被せてくるのだけが残念』『歌ってるときは静かにしてて!』と、苦情が続出していました」(芸能ライター)
観客の声が話題になった番組といえば、10日に放送された『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)が記憶に新しい。
「日本一のピン芸を決める同番組では、芸人がネタを披露している最中に、観客席から大きすぎる笑い声や、悲鳴に近い甲高い声が響いてくることが多々ありました。これが、視聴者には“雑音”にしか聞こえなかったようで、『笑い声がうるさくて冷める』『全然ネタに集中できない!』『客の声にイライラする……』と批判が噴出。中には『客の声を足してるとしか思えない』『今回の客はサクラか?』と、番組側の“過度な演出”を疑う声までありました」(同)
いずれにしても、本来の歌やネタが周囲の声にかき消されてしまうという番組の構成に、視聴者の不満は募るばかりのよう。
「今回の『ミリオンヒット音楽祭 演歌の乱』は、歌手の素顔に迫るVTRを挟みながら進行しており、純粋な音楽番組というより、バラエティ番組のテイストが強かったように思います。そのため、歌っている途中でひな壇ゲストの顔がカメラに抜かれたり、声が入る演出になっていたようですが、演歌歌手のパフォーマンスが白熱していたこともあり、『歌だけじっくり聞きたかった! もったいない!』『次もあるなら、芸人の顔も映さず歌ってるところだけが見たいです』といった意見が多く見受けられました。バラエティ色が強い番組よりも、純粋に歌やネタだけを楽しみたい視聴者が多いのかもしれませんね」(同)
番組自体の評判は悪くないだけに、次回の放送では視聴者の意見を反映し、改善されると期待したい。