HiHi Jets・高橋の“リア恋”力に納得、Snow Manはラウールの才能に騒然【Jr.チャンネル週報】
Snow Manの動画は「【メンバー作演】超甘酸っぱい告白セリフ対決!」(18日)と、「【メンバー愛検証】京都の街で出会うことができるのか?」(20日)の2本が配信中。1本目は洗顔料「メンソレータムアクネス」(ロート製薬)のプロモーション動画で、同商品の“恋する肌を守る”というコンセプトをもとにした企画だ。今回は「もしも初恋の子に今、想いを伝えられるとしたら」をテーマに、メンバーが甘酸っぱいセリフを考案。台本をBOXに入れてシャッフルし、引いた人物の演出を受けて“告白セリフ”に挑戦する。
トップバッターは自称・Snow Manの切込隊長こと佐久間大介。監督は新メンバー・向井康二で、佐久間が演じるのは「任務中に撃たれたスパイが、残された時間に携帯電話で想いを伝える」といったシチュエーション。カメラが回ると、監督・向井からは後ろで笑う深澤辰哉へのダメ出しも入ったが、佐久間は迫真の演技を披露した。2番手の目黒蓮は満員電車を舞台に、監督・深澤が考えた意味不明なセリフを全力で表現。個人的には目黒の目つきや表情、細かい仕草などがドラマに向いていそうな演技だと感じた。監督・渡辺翔太、主演・阿部亮平コンビによる「薬局の中で起きた奇跡の恋の物語」は、ようやく趣旨に合ったドラマを展開。阿部が「俺、今でもお前のこと好きなんだよね。あ! この洗顔、一緒に使わない? お家で待ってるニャン」と猫のポーズを見せる場面は、ファンにとってお宝シーンだろう。
4番手の村上真都ラウールは阿部監督に当たり、「部活帰りに初恋相手の後輩女子と一緒に帰る途中のワンシーン」を熱演。筆者は新メンバーである村上の演技を初めて見たのだが、15歳の初々しい芝居は設定によくマッチしていた。以降も、爽やかな向井とは対照的な宮舘涼太のエロい監督ぶり、こちらが恥ずかしくなってしまうほどの渡辺のどアップ(佐久間撮影)や、岩本照の男らしい背中(目黒撮影)と、見どころ満載。そして、トリの深澤の出番では、監督・村上が「ちょっと提案なんですけど、いいですか?」「 1人だけ女性役を入れたい」と、舞台『滝沢歌舞伎ZERO』で女形を演じる佐久間を指名した。
その上で、村上は「佐久間くん視点なんですけど、月イチで通う美容室の中で起きた(出来事)」と、シチュエーションを発表。カメラを持つ村上は佐久間の吹き替えも行うといい、本番が始まった。すると、村上は「月イチで通う美容室。実は私は、いつも甘い言葉を投げかける美容師のことを気になっている」と、少し間の抜けた声でナレーション(一応女性っぽく話している)。「オーダーをしていたら、彼が突然、驚くべき一言を……」(村上)の振りで、深澤は女性役の佐久間の体をグッと引き寄せ、「あのさぁ、月イチじゃなくて、毎日会いたいな」と、耳元で囁いた。深澤の低い声や表情はファンでなくともドキドキする一幕で、村上が撮るカメラアングルも抜群! 思わぬアイデアとセンスに、メンバーも「ラウールが良い!」(岩本)「どうしたの!? ラウール?」(阿部)と、衝撃を受けていた。
村上が何をヒントに構成を考えたのかは不明ながら、筆者は再現VTRふうの『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)を想起。結果的にメンバー投票で優勝は渡辺監督の作品に決まるも、「メンソレータムアクネス」の宣伝さえ入れ込んでいれば、村上も1位を狙えたのではないだろうか。コメント欄やSNSでも「ラウール監督、優秀すぎる」「ラウール監督は、しっかり設定があってよく考えてくれたんだなーって伝わってくる! 『驚くべき一言を……』ってふっかに任せる形もスゴく良かった」「ラウールには脱帽。あの発想はスゴい。相手役をつけた上にナレーションまで入れるって、素晴らしい。まさに新しい風を運んでくれていて、今までとは違う新生SnowManに期待」と、絶賛の嵐だった。
一方、通常分はその村上不在の京都ロケの模様を公開。Aチーム(岩本・阿部・佐久間・向井)とBチーム(深澤・渡辺・宮舘・目黒)の2組に分かれ、「京都の○○と言えば?」とのお題を聞き、同じ場所にたどり着けるかを検証している。最初のテーマは「今食べたい京都グルメと言えば?」で、2チームはそれぞれ話し合いつつ京都の街を歩き出した。Bチームの4人は全員B型なのだが、阿部は「ただいまの気温3℃です。向こうのチームってちょっとさ、欲望に正直というか。だから温かいもの食べたいんじゃないかな」と、予想した。そのBチームは食べ歩きができる「錦市場」へ向かうも、途中でAチームに遭遇。目的地の方向が違うとわかったはずだが、渡辺は「俺はあいつらに会いたいんじゃなくて、錦市場に行きたい!」と、もはや観光が優先だった。
阿部の指摘通り、“欲望に正直”な4人は黒毛和牛串、抹茶のお団子&抹茶のソフトクリームを堪能。『映画 少年たち』(3月29日公開)の撮影の際、渡辺らはSixTONESメンバーと錦市場にやって来たといい、もはや思い出巡りツアーになっていた。かたや、Aチームはお団子狙いで「加茂みたらし茶屋」へ。答え合わせのため電話をつなぐと、「翔太だったら、『餅とか団子食べたい』って言うんじゃないかなって」と主張した佐久間に対し、渡辺と幼稚園から幼馴染の宮舘が「まだまだ翔太のこと、なんもわかってねぇーな」と、ピシャリ。渡辺好きを公言する向井はうつむいて明らかに落胆してしまった。
2回戦も残念な結末となり、“ただの京都ロケ”で終了。ラストは渡辺が「一生会えねぇわ、俺ら。まぁ、このぐらいの距離感が長続きする秘訣なのかな」と、グループの今後を見据えて総括した。再生回数は1本目が22万台、2本目は15万台(22日時点)を記録している。
(中村チズ子)