『メゾン・ド・ポリス』事件の依頼人・井上順、「投げキッス」似合うチャラ男キャラが話題
高畑充希主演の刑事ドラマ『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の第8話が、3月1日夜10時に放送。視聴率は第1話~第4話までは2ケタをキープしていたが、第5話9.6%、第6話9.9%、第7話8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と下落している。
同ドラマは、新米刑事の牧野ひより(高畑)と「メゾン・ド・ポリス」に住む退職した元警察官たちの物語。ひよりは父親を亡くした事件が原因で警察を信用できない面があり、警察でも一般市民でもないメゾンの“おじさま”たちに心を許し始めていた。
第7話では、資産家・本郷幸成(井上順)の自宅で窃盗事件が発生。本郷が内縁の妻・小倉汐里(西丸優子)と訪問看護師の赤井美香(太田美恵)を連れて別荘に行っている間に起きた事件で、犯人は頑丈な金庫を破壊して中の現金を持ち去っている。本郷はメゾンのオーナー・伊達有嗣(近藤正臣)の幼なじみらしく、メゾンに直接捜査を依頼したのだった。捜査を進めていくうちに、金庫に付着した蝶の鱗粉のようなものを見つけ出したことから、迫田保(角野卓造)や藤堂雅人(野口五郎)の間では昭和時代に名を馳せた金庫破り“アゲハ”の名前が上がった。
金庫が破られているのを最初に発見したのは、家政婦の本宮カレン(大西礼芳)で、本郷自身は旅行先で体調を崩し、入院している最中だった。また、本郷は“世田谷のジゴロ”という異名を持っており、黒いウワサや女遊びが絶えないことで有名な人物。事情聴取のために病室を訪ねたひよりにも、「君がひよりちゃん? 思ってたより可愛いねぇ」と軽い調子で声をかけている。
その後も捜査を進めていくうちに、金庫破りは汐里と美香の犯行であったことが発覚。真の目的は現金ではなく遺言書で、遺言書にはカレンに財産を譲ると書かれていたのだった。さらにメゾンでは、本郷が“アゲハ”で、カレンがその娘という事実も明らかに。夏目惣一郎(西島秀俊)は本郷を警察に突き出せば大手柄になると助言するが、ひよりは「窃盗罪の公訴時効は7年です」と本郷を見逃す。
「ストーリー序盤の本郷は、“女性好き”という点で藤堂と似た性格のキャラクター。視聴者の間でも『藤堂さんとキャラが被ってる』『投げキッスの似合うおじさまが2人も出てくるとは』『ひよりちゃんはチャラいおじさまによくモテるね』と話題になっていました」(芸能ライター)
第8話では、館林桃香(住田萌乃)という少女が一人でメゾンを訪れる。オレオレ詐欺の被害にあった祖父のために、犯人を探してほしいという。メゾンにいた“おじさま”で話を聞いていると、そこへ藤堂を誘拐したという知らせが届く。犯人の要求は、1億円の価値がある“情報”。あとからやってきたひよりも誘拐騒動に巻き込まれ、藤堂を救い出すために犯人の目的を探っていく。
「メゾンを盗聴する瀬川草介(竜星涼)や、ひよりの父を知っている様子の伊達など、徐々に不穏な気配を見せ始めているメゾン。『おじさまたちがギスギスするのはいやだ』『最後まで仲良しメゾンであって欲しいな……』と不安の声も上がっています。果たして彼らの関係はどのように変化していくのでしょうか」(同)
警察とメゾンの“おじさま”たちからさまざまなことを学び、“最強の刑事”になると誓ったひより。彼女の野望が果たされる日は来るのか。次回以降も見逃せない。