NEWS、新アルバム音源流出&曲目変更のドタバタも……初日売り上げ7万枚で前作超え!
NEWSのニューアルバム『WORLDISTA』がリリースされ、2月19日付のオリコンデイリーアルバムランキングで、初登場1位を獲得。発売初日で7万2,236枚を売り上げ、ほかの作品と大差をつける好スタートを切った。発売前からジャケット写真と一部収録曲の変更、ソロ曲の音源流出とゴタゴタ続きだった『WORLDISTA』だが、昨年のアルバム『EPCOTIA』を上回る勢いを見せている。
今作は初回盤と通常盤の2種販売で、初回盤はCDに加えてDVDや「WORLDISTA 3Dメガネシート入り スペシャルパッケージ仕様(3Dメガネシートで見る“WORLDISTA”ブックレット・メッセージ)」がつき、通常盤のCDにはメンバー4人のソロ曲が収録されている。19日付ランキングでは同日リリースのアルバムがトップ3に並び、2位の『4REAL』(ACE OF SPADES)が9,852枚、3位は『STORY』(SUPER JUNIOR-YESUNG)で、9,015枚という結果だった。
「NEWSといえば、昨年は小山慶一郎、加藤シゲアキ、手越祐也に未成年女性との飲酒疑惑が報じられ、小山は6月上旬から約3週間の活動自粛処分に。キャスターを担当する報道番組『news every.』(日本テレビ系)も騒動と同時に出演を取りやめていましたが、半年後の12月に番組内で降板が発表されました。こうしたスキャンダラスなイメージがつく中でも、熱心なファンはNEWSを変わらずに支持しています。小山が仕事復帰するタイミングで発売となったシングル『BLUE』は、初日に9万3,307枚のセールスを誇り、前作『LPS』(初日7万9,521枚)よりも約1万3,000枚アップ。9月発売のシングル『生きろ』も初日で10万232枚をマークしており、数字面では悪影響が出ていないどころか、むしろファンもこれまで以上に頑張って応援しているようです」(ジャニーズに詳しい記者)
昨年からグループにとってネガティブな話題が続いたにもかかわらず、シングルやアルバムなどの売り上げは絶好調のNEWS。今作は情報が解禁になる前の時点で波乱含みだったが、発売間近ではさらに、思わぬトラブルも発生した。
「年明けすぐの1月8日、小山がパーソナリティを務めるラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)内で、『こっから我々は「W」に向かってアルバム作成していくわけですけど』(小山慶一郎)、『はい。ワールディスタですね!』(増田貴久)と、発言。この時点では、アルバム発売は明らかになっていなかったのですが、2人は“発表された体”でトークを展開したためファンは困惑。その後、リリースは正式発表されたものの、後味の悪さが残りました。そして、1月下旬に所属レコード会社のジャニーズ・エンタテイメントなどでジャケット写真が公開に。しかし、25日頃にデザイン変更が発覚し、また、収録曲も1曲追加され、順番も入れ替わるというドタバタの流れがありました」(同)
慌ただしい進行にファンが驚く中、今度は店頭に並ぶ数日前に、アルバム収録される4曲の音源がネット上に流出。ラジオなどで公開された楽曲ではないとされ、何らかの事情で先にアルバムが手元に届いた海外のファン、CDショップ関係者らが流した可能性が浮上するも、いまだ経路はわかっていない。NEWSは1月中旬に、当時未公表のツアー日程がSNSで広まり、後日公になったスケジュールは“ほぼ前情報通り”という、不思議な展開を迎えたばかりだった。
とはいえ、昨年の『EPCOTIA』の初日売り上げは6万7,092枚だったため、『WORLDISTA』は約5,000枚の上昇となり、ネット上のファンの間でも「前作より売れててビックリ。ファンが離れていないのか、買い足すようになったのか……」「初日の売り上げ枚数、『EPCOTIA』超えてる! うれしいなぁ~。このまま伸びて!」と驚きの反応が出ている。20日付のランキングだと、1万8,687枚が上乗せされており、2日間の合計は9万923枚。『EPCOTIA』の初週記録は11.7万枚だが、このまま日々枚数を稼いでいけば、前作超えは確実だろう。
NEWSは、初代のTOKIO・国分太一、KAT-TUNに続いて2016年4月より『ザ少年倶楽部 プレミアム』(NHK BSプレミアム)のMCを務めていたものの、今年3月をもって卒業が決定。後輩のKis-My-Ft2にその座を受け渡し、4月以降に始まらない限り、NEWSメンバー4人で出演するレギュラー番組は消滅となる。グループの露出が減った後も、人気や作品の売り上げは維持できるのだろうか。