フジ『アオハルTV』放送2回で3.3%に転落! ジャニーズ出演も“打ち切り”避けられないワケ
ヒロミがMCを務めるバラエティ番組『アオハルTV』(フジテレビ系)が、今年1月に放送が始まったばかりにもかかわらず「早くも打ち切りが懸念されている」(テレビ局関係者)という。
「同番組は、全国各地で一生懸命に、青春しているという人“アオハルさん”を発掘するというコンセプトで、2018年に2度放送された特番を経て、今年1月27日から午後9時枠でレギュラー放送をスタート。しかし、初回4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2月10日放送の第2回はさらに後退して3.3%と、出だしから“打ち切り圏内”の数字を連発しています」(スポーツ紙記者)
同枠ではこれまで単発の特番が放送されてきたが、フジ・宮内正喜社長の意向により、4月の改編期を待たずにリニューアル。番組にはヒロミのほか、Sexy Zone・佐藤勝利と菊池風磨、ビビる大木、DAIGOもレギュラー出演している。
「番組のチーフプロデューサー・黒木彰一氏は、かつて『SMAP×SMAP』(同)を担当していました。そんな黒木氏の番組に、事務所の後輩であるセクゾメンバーが起用されたこともあり、一部ジャニーズファンの間では期待されていたようですが、視聴率は大爆死。今後は、前後番組のスペシャル版に潰されるなど、放送が減っていく可能性も高いでしょう。そもそも日曜夜はフジの視聴習慣がない人も多く、他局が激戦を繰り広げる中で“一人負け”状態が続いています」(同)
例えば、日本テレビは午後8時台に『世界の果てまでイッテQ!』という看板番組を持ち、2月10日放送回では17.2%を叩き出していた。テレビ朝日では、昨年10月から午後8時台でレギュラー化した『ポツンと一軒家』が健闘しており、2月10日放送回は15.2%をマーク。同番組の直前に放送している『ナニコレ珍百景』も、3度目のレギュラー化だが視聴率は好調だ。TBSは、午後9時にドラマ枠「日曜劇場」を擁し、1月期の『グッドワイフ』は近頃1ケタ台を推移しているものの、ヒット作が多い枠として広く知られている。
「そんな中、フジだけが各局に太刀打ちできないまま、新しい番組を打ち出しては不発に終わらせるということを繰り返しています。16年4月期に午後9時台でスタートさせたドラマ枠では、芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスのW主演作『OUR HOUSE』が最終話に3.3%を記録する大コケぶりで、Hey!Say!JUMP・中島裕翔の主演作『HOPE~期待ゼロの新入社員~』も4%台まで低迷。結局、このドラマ枠は17年7月期をもって廃止されています。また鳴り物入りで、16年11月に午後7時からの2時間枠で開始した古舘伊知郎MCの『フルタチさん』も、初回から8%台でその後1ケタ台を連発し、1年と持たず終了したのです。このように、そもそもお茶の間に視聴習慣がない枠なので、『アオハルTV』の視聴率が上昇するのはなかなか厳しいのではないでしょうか」(同)
現在、フジの日曜夜は午後7時台に『ジャンクSPORTS』、午後8時台に『でんじろうのTHE実験』、そして午後9時台に『アオハルTV』の3本を放送しているが、来年まで残っているのはどの番組だろうか。