英国王室・メーガン妃、悲痛な“父親への手紙”に考える、「娘の足を引っ張る親」の胸中
羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます
<今回の有名人>
「私はあなたのことを愛し、守り、擁護し、できるだけの経済援助もしてきた」メーガン妃
(「Daily mail UK」2月9日)
小室圭氏の母親が抱える元婚約者との金銭トラブル。先月、代理人を通じて、小室氏は見解を発表したが、法的に不備はなくても、印象としては「絶対返しません」という小室母子の金銭への執着すら感じるものだった。そして、新たな問題も浮上している。「女性自身」(光文社)で、清原博弁護士が「元婚約者から受け取った金銭が借金ではなく、贈与ならば贈与税の対象となる」と指摘したのだ。また、小室氏の母と元婚約者が、内縁関係であれば贈与税はかからないが、その代わり、これまで受け取ってきた遺族年金は受け取れなくなり、現在からさかのぼって5年分の不正受給分を返金しなければならないとも付け加えた。
なぜ小室氏はアルバイトの身でプロポーズしたのか、母親の元婚約者との金銭トラブルはどうなっているのか、アルバイトの青年のために誰が何の目的で高額な米留学費用を出したのか……小室氏にまつわる謎は常にカネの問題だが、「女性自身」によると、眞子さまは小室氏との結婚をあきらめていないそうだ。この後に及んで、そこまで結婚したいと思われるのなら、眞子さまが皇室を捨てる覚悟と引き換えに結婚することを、秋篠宮さまも認めたらどうだろうか。尋常でない苦労が待っていることは間違いないが、それもまたプリンセスの人生である。
海外にも、“捨てられない”プリンセスがいる。メーガン妃である。離婚歴のある外国人女性が、イギリス王室に嫁ぐということで世界的な注目を浴びたが、恥も外聞もなくメーガンの足を引っ張ろうとする家族の存在が話題を集めている。
メーガン妃の母親は、離婚と再婚を経験しているため、異母兄妹が存在する。姉のサマンサ・クールは『The Diary of Prinsecc Pushy’s Sister』(でしゃばりなプリンセスを妹に持つ姉の日記)という書籍を発表、異母兄のトーマス・マークル・ジュニアは「結婚をとりやめるべき」とヘンリー王子に手紙を送り、メーガン妃の父親はパパラッチと組んで、イギリスの旅行ガイドを見たり、式服をあつらえている自身の姿を写真を撮らせている。パパラッチが出版社に写真を売り込んで報酬を得ることを考えると、父親にも分け前が与えられたと考えるのが自然だろう。