『メゾン・ド・ポリス』角野卓造の古い考えに「まさに老害って言われるタイプ」と総ツッコミ
高畑充希主演の刑事ドラマ『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)の第5話が、2月8日夜10時から放送される。視聴率は第1話12.7%、第2話12.4%、第3話10.7%、第4話10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2ケタをキープ中だ。
同ドラマは、新米刑事の牧野ひより(高畑充希)と「メゾン・ド・ポリス」と呼ばれる洋館に住む元警察官のおじさま5人の物語。異色のチームでさまざまな事件を解決していく中、それぞれが抱える過去も少しずつ明らかになっていくようだ。
第4話は、メゾンのメンバー・迫田保(角野卓造)がひよりに柔道を教える場面から始まる。迫田は普段から子どもたちに柔道を教えているのだが、挨拶をしない子や態度の悪い子を厳しく指導。しかし稽古を終えた後、1人の少女に「老害ってなんですか?」「ママが『動けないのに威張っているのは、老害だ』って」と聞かれて言葉に詰まってしまう。その様子を見ていたひよりは、「今どきあんな接し方してたらさすがに反感買いますって」と忠告。しかし迫田は、「俺には俺の時代のやり方がある」と頑なに聞き入れない。
その後迫田は、ひよりが担当している事件に興味を持つ。大学生の貫井秀之(山本涼介)が、夜のランニング中にバットで殴打された事件だ。捜査を進めていくと、ネットゲーム内の掲示板に匿名の暴行依頼が殺到していることが判明。秀之が襲われたのは、秀之の友人・櫻井陽斗(福山康平)が些細な憂さ晴らしで、秀之の名を書き込んだことが原因だった。陽斗は自分のおこないを反省し、秀之を襲った暴漢も逮捕された。しかしひよりは、似たような事件を防ぐために掲示板のリーダー・赤羊を探し始める。
赤羊の正体は、パソコン教室に通う老人・田口哲也(清水章吾)。田口は自分を殺してもらうために掲示板を立ち上げ、立て続けに書き込まれる暴行依頼を見守っていた。危険な投稿を削除しなかったのは、何が起きるかわからないスリルを味わうため。生きていくのに一番必要なのは緊張感だと語る田口に対し、迫田は「てめぇのワガママに若いやつらを巻き込んでいる“老害”だ」と一喝する。
「冒頭の迫田や、若者を見下す田口に対し、視聴者からは『まさに老害って言われる人たちだ』『近所で煙たがられてる老人そっくり!』『タイプは違えどどっちも関わりたくない』との声が続出。“老害”と呼ばれていた迫田自身が説教をするシーンは、『冒頭のくだりが犯人につながるとは』『角野さんが言うと説得力がある』と話題になりました」(芸能ライター)
第5話では、ひよりがメゾンのオーナー・伊達有嗣( 近藤正臣)とメゾンの愛犬・バロンの散歩に出かける。散歩の途中でふらふらとした足取りの老人・金森春子(島かおり)に出会い、ひとまずメゾンで保護することに。認知症を患っているらしい春子は、男を階段から落としたと語り始める。
「今回のエピソードでは、迫田が離婚してからも元妻や息子を大事に思っていることがわかります。4話にしてようやくメゾンのメンバーに焦点が当たったことから、『これからほかの人の過去もわかるのかな』『伊達さんの過去とかすごく楽しみ』と、今後の展開を期待する声も上がっているようです」(同)
仕事仲間としてだけでなく、人生の先輩としてもひよりに寄り添うおじさまたち。回を重ねるごとに深まるひよりの父にまつわる謎からも目が離せない。