稲垣吾郎ら、ジャニーズ忖度でテレビほぼ消滅も……CM起用好調の理由は「超格安ギャラ」?
元SMAP・稲垣吾郎がMCを務める『ゴロウ・デラックス』(TBS系)が今春で終了することを、2月5日付の「日刊スポーツ」が報じた。2016年末にSMAPが解散し、稲垣は草なぎ剛、香取慎吾とともに17年9月に独立。SMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏と合流して新事務所・CULENで活動を続けているが、業界関係者は「稲垣のレギュラー番組がなくなると、いよいよCULENの3人はテレビで見られなくなるのでは」と、指摘する。
「11年4月にスタートした『ゴロウ・デラックス』は、毎回一冊の本を紹介し、その著者をゲストに招いてトークを展開する教養バラエティ番組。CULENに移籍した3人の番組は、草なぎの『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)、香取の『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)がすでに終了しており、稲垣の『ゴロウ・デラックス』が最後の冠レギュラーだっただけに、ファンからは悲鳴が上がっています」(マスコミ関係者)
3人は現在、月1でネット配信番組『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)に出演中だが、テレビ番組となると、草なぎが『ブラタモリ』(NHK)のナレーターをレギュラーで担当しているほか、不定期で香取の『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』(日本テレビ系)と、稲垣の『ほんとにあった怖い話』(フジテレビ系)がある程度。『ゴロウ・デラックス』の終了は、彼らが定期的にテレビ出演する機会が完全に絶たれることを意味する。
「この状況は、ジャニーズ事務所がTBSに打ち切りを迫った結果では決してありません。しかしやはり、『ゴロウ・デラックス』の放送が続いていることに、いい顔はしていなかった。TBS側は、ジャニーズと視聴率を天秤にかけた末、ジャニーズに忖度することにしたのでしょう」(同)
とはいえ稲垣、草なぎ、香取はテレビCMに多数起用されている。18年以降、香取が「ファミリーマート」のCMで活躍しているほか、今年1月には「ヤマサ醤油」が、17年までCMキャラクターを務めた草なぎを“復帰”させることを発表し、「スクウェア・エニックス」の配信ゲーム『星のドラゴンクエスト』のCMは、3人揃っての出演となった。
「なんでも3人は、トップスターなのにギャラが非常に安いそうで、それもスポンサーから指名が入る理由なのでしょう。しかし広告代理店は、稲垣や草なぎ、香取を使うと、ジャニーズタレントが競合になるため、起用に前向きではないことも多い。今は起用が続いているものの、やはりCM業界でも、将来的に3人の立場は不利になるものとみられます」(同)
それでも稲垣、草なぎ、香取は、テレビは無理でも映画に舞台にと、充実した芸能生活を送っている印象。近年、ジャニーズを退所するタレントが多いのは、3人の姿がまぶしく見えるからなのだろうか。