泉谷しげるのご臨終シーンが“コント”状態!? 『後妻業』に「不謹慎だけど笑う」の声
2月5日夜9時から第3話が放送される、木村佳乃主演ドラマ『後妻業』(フジテレビ系)。視聴率は第1話8.7%、第2話6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、大幅ダウンを喫した。同作は黒川博行の小説を原作にした痛快サスペンスで、大阪を舞台に“後妻業”のエース・武内小夜子(木村)が老資産家を相手に遺産相続を目論んでいく。
第2話で小夜子はパートナーの亨(高橋克典)と結託し、耕造(泉谷しげる)が入院している隙に金庫を解錠。総額4000万円にのぼる権利書や預金通帳を入手すると、耕造が口座解約の意思を示したように見せかけて銀行担当者を納得させる。大金を手にした小夜子と亨にとって耕造は用済みとなり、小夜子は「今夜仕上げるわ」と亨に告げた。
耕造の次女・朋美(木村多江)の依頼で、探偵の芳則(伊原剛志)は小夜子を調査するため大阪を訪問。するとマンション前でばったり小夜子に遭遇し、ふと目にした彼女のバッグの中に札束を認める。芳則から報告を受けた朋美は、小夜子への疑惑を強める一方で、頼りがいのある芳則に胸の高鳴りを感じていく。
そのころ耕造の病室には、注射器を手にした小夜子の姿があった。彼女が立ち去ってしばらくすると耕造の容態が急変し、そのまま帰らぬ人に。悲しむ朋美に小夜子は「あの人の遺産、全部相続するのはウチや」と言い放ち、耕造の遺言公正証書を見せつける。
芳則の調査により、小夜子が耕造の前に3度も結婚し、相手が全員死亡していたことが発覚。徐々に小夜子の過去が明らかにされるなか、当の小夜子は耕造の葬儀費用もまんまとせしめてしまう。そんな彼女が向かった先は、児童養護施設内に建つ教会。祈りを捧げる小夜子の脳裏には耕造が浮かび、外では亨が待ち構えていた。
「第2話にして耕造がこの世を去ってしまいましたが、亡骸にすがりつつも、小夜子と朋美が互いに押し合う場面が見られました。本来なら涙を誘うシリアスシーンのはずが、対抗意識丸出しで相手を押し出そうとする様子には、視聴者から『もはやコント状態』『木村佳乃と木村多江コンビ、だんだんクセになってきた!』『不謹慎だけど笑ってしまった』『ブラックユーモア感ハンパないね』といった声が相次ぎました」(芸能ライター)
第3話では小夜子と亨が早くも次のターゲットを見定め、大手外食チェーンの会長を務める幹夫(佐藤蛾次郎)に接近。一方朋美は内縁の夫・司郎(長谷川朝晴)に対し、事務所スタッフ・絵美里(田中道子)との浮気を疑い始める。さらに小夜子との対決を決意すると、単身彼女の自宅に乗り込み、「あなた後妻業よね」と直球勝負。そんな朋美に小夜子はひるむどころか、思いもよらないセリフを並べていく。
「耕造が他界したので物語は次のターゲットへと移りますが、小夜子VS朋美の構図は変わらず。朋美が小夜子に宣戦布告するとあって、『これまでもバチバチ感がすごかったけど、さらに舌戦が激しくなりそう』『小夜子の過去も見え始めたし、朋美の逆襲が始まるかな?』と期待が高まっています」(同)
朋美に起死回生のチャンスはあるのか? 対決の行方に注目しよう。