『イノセンス 冤罪弁護士』、冤罪を晴らすための検証実験に「必要性がない」とツッコミ殺到
2月2日夜10時から第3話が放送される、坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)。視聴率は第1話8.3%、第2話8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、わずかながら上昇となった。同作は“冤罪”を題材にしたヒューマンリーガルエンターテインメントで、若き弁護士・黒川拓が弱き人々を救おうと奔走する姿を描く。
第2話で拓が弁護するのは、コンビニで現金を奪ったとして強盗致傷容疑で逮捕された十勝岳雄(山田裕貴)。かつて札つきのワルだった岳雄だが、母親の睦美(仙道敦子)によると、今は料理人になろうと努力しているという。しかし岳雄が同じコンビニで働いていたこともあり、負傷した店員は岳雄の犯行だと決めつけていた。
犯行時刻の午前7時ごろ、岳雄はスタンドで給油していたと証言する。防犯カメラにもその姿が映っていたが、タイムコードが示していた時刻は午前6時45分。アリバイ立証はならなかった。拓は映像内で金属製の塔が光を反射していることに目を留めるが、光はわずかに揺れており、どこから反射したものなのかはわからない。やがて拓は光の正体に思い至り、科学者の恭一郎(藤木直人)に協力を仰いで大がかりな検証を進めていく。
光の正体は、瞬間的な豪雨でビニールハウスの屋根に溜まった雨水を通過した日の光だった。さらにビニールハウスの持ち主が雨水を落とす際に屋根を揺らしたため、反射した光も揺れることに。気象データから午前6時45分の段階で豪雨は降っておらず、防犯カメラのタイムコードが15分ずれていたと証明する拓。こうして午前7時に岳雄が給油していたことが立証され、見事岳雄の冤罪は晴らされるのだった。
「今回の検証実験は拓が放水してビニールハウスに水を溜め、投光機で照らすという大がかりなものでした。ただ、気象データを見れば正確な降雨時間帯がわかったこともあり、視聴者から『検証いらなくない? 防犯カメラ解析して濡れた路上とか痕跡調べるだけでもすぐわかったのでは』『大実験の必要性まったくないやん……』『なんか無理やり見せ場作ったような感じ』とツッコミが相次ぎました」(芸能ライター)
第3話では、拓たちのもとに看護師の白山美紀(青野楓)が訪れる。美紀は医療ミスの責任を問われて逮捕された執刀医・雲仙(平岳大)の冤罪を晴らしてほしいと懇願。雲仙に思いを寄せる美紀は、内部告発によって雲仙一人に罪がなすりつけられたことを不審に思っていたのだ。
「大病院を舞台に物語が展開するとあって、予告映像でも『白い巨塔で起こった医療事故』というナレーションからスタート。白衣の医師がずらりと並ぶ定番の構図も見られ、ネット上では『大病院ネタとは一気にスケールが大きくなるな』『“白い巨塔”系は大好きだから楽しみ!』と期待の声が上がっています」(同)
拓はどのようにして医療ミスをめぐる闇を晴らすのか? その手腕に注目しよう。