『トレース~科捜研の男~』、山崎樹範に訪れた悲劇に「あまりにつらいすれ違い」の声
2月4日夜9時から第5話が放送される、錦戸亮主演ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)。視聴率は第1話12.3%、第2話11.8%、第3話9.6%と下降していたが、第4話11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とV字回復を果たした。
同作は元・科捜研の古賀慶による漫画を原作に、実際の事件や経験をベースに描く本格科捜研サスペンス。錦戸演じる科捜研の真野礼二が、現場に残された痕跡から“真実の欠片”を見つけ出していく。
第4話ではアパートの一室から科捜研メンバー・相楽(山崎樹範)の兄、浩司(やべきょうすけ)の遺体が発見される。捜査一課の虎丸(船越英一郎)によると、死因は頸動脈を切られての失血死。浩司に何度も金を騙し取られていた相楽は、悲しむどころか「殺されても仕方ない」と言い放つ。
防犯カメラの映像から事件前に相楽と浩司が会っていたことが判明し、浩司の大麻使用も発覚する。相楽は浩司と会った事実を認め、金を返済しようとした浩司の手を振り払いそのまま絶縁したという。礼二は事件現場に飛び散った血痕をあらためて検証していき、同時に科捜研ではノンナ(新木優子)が浩司の遺留物を徹底的に調べ上げていった。
虎丸に連れられた相楽が事件現場に到着すると、そこにはすでに礼二とノンナの姿が。礼二は飛散した血痕から、本来いるはずの返り血を浴びた人物がいないと明言。この事件に犯人はおらず、胃がんの余命宣告を受けていた浩司による自殺だと語る。
また、ノンナの遺留物鑑定で見つかった機械油によって、浩司が工場で働いていた事実も判明。浩司は相楽に金を返したい一心で働き続け、痛みをごまかそうと大麻に手を出していた。相楽に拒絶されてしまった浩司は、保険金が相楽に渡るよう“殺人の偽装”を計画。最後の力を振り絞って、自らの首を掻き切っていたのだ。
「今回の物語は兄弟のすれ違いから生まれた悲劇で、浩司の思いを知った相楽は号泣。相楽が拒絶しなければ、浩司の末路は変わっていた可能性もあります。和解を果たせぬまま迎えた永遠の別れに、ネット上では『つらすぎて胸が苦しい』『なんでお互い素直になれなかったの……』『なんだかんだで、家族って大事よね』と悲しみの声が広がりました」(芸能ライター)
第5話では、山道付近で殺害遺体となって発見された海東奈津美(滝沢沙織)の鑑定依頼が礼二のもとへ届く。死因は頭部を強打されたことによる脳挫傷で、死後3日が経過していた。さらに、現場からは奈津美とは違う人物の毛髪も見つかり、DNA鑑定の結果、18年前に誘拐されて行方不明となった幼児のものと判明する。
「次回は行方不明となった幼児の母親・島本彩花役で、女優の矢田亜希子がゲスト出演。ビッグネームの登場とあって、ネット上では『矢田さんがゲストなんて、絶対、重要人物じゃん……』『悲劇の母親か、それともまさかの黒幕か。超気になるんですけど!』と予想合戦が始まっています」(同)
18年の時を経て事件は1つにつながるのか? 礼二の鑑定眼に期待したい。