嵐、活動休止発表で「ラッキー」「キンプリ時代到来」の声に「嵐舐めるな」とファン怒り
1月27日、突如発表された嵐の活動休止。リーダーの大野智が「一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」とメンバーに持ち掛け、話し合いを重ねた結果、2020年12月31日をもって1つの区切りを打つことになったという。世間的に大きな騒ぎになる中、ジャニーズ事務所の後輩グループのファンによる“放言”に、嵐ファンが怒りをあらわにしている。
1999年11月にCDデビューし、今年で20周年の節目を迎えた嵐。昨年11月から今年12月にかけてグループ史上最大規模のツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』を開催するなど、お祭りムードが高まってた。しかし、1月27日夕方、嵐はファンクラブ会員に向けて動画やテキストでメッセージを配信し、20年末での活動休止を電撃発表。同日夜に開いた会見では、休止期間は未定としながらも解散は否定した。また、大野のみ一時的に芸能活動を休み、相葉雅紀、櫻井翔、二宮和也、松本潤の4人はソロで活動を継続すると説明。これからの約2年間は5人で走り抜けると、ファンに宣言したのだった。
嵐といえば、現在活動中のジャニーズグループにおいて、人気・実力ともにトップに君臨している。1月28日付の「スポーツニッポン」は、今後のジャニーズ事務所に関して「屋台骨の嵐が活動休止になることで“稼ぎ頭”を失う経済的損失は大きく、それをカバーするグループの育成は急務」と報じた。ファンクラブの会費、コンサートチケット、グッズ、音楽作品の売り上げや、CM出演料などを加えて計算すると、嵐関連の年間収入は「ゆうに300億円を超える」とのこと。その上で、同紙は「後輩の関ジャニ∞やHey!Say!JUMP、急成長中のKing&Princeらが嵐に代わる看板グループとしての期待を背負うことになるが、その重圧がかかりすぎると今回のような事態を招く可能性もある」と、案じていた。
「“急成長中のキンプリ”は、昨年5月のデビュー曲『シンデレラガール』が発売初週に57.7万枚を売り上げ、オリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得。2ndシングル『Memorial』(10月発売)も初週40.1万枚のヒットを飛ばし、若手世代のHey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneらを脅かす勢いの“期待の新星”です。そんなキンプリを応援するファンの一部から、『嵐がダメになったら次はキンプリの時代到来? だとしたらラッキー』などの声が上がり、またSexy Zoneファンからも『Sexy時代は遅かれ早かれ来るだろうし、嵐もそろそろ世代交代だと思ってるでしょ』といったコメントが上がっています。ほかにも『嵐お疲れさま。これからキスマイの時代が来ますか?』など、後輩グループのファンによる書き込みが広まり、嵐ファンが不快感を示している状況です」(ジャニーズに詳しい記者)
特に、一部キンプリファンの主張が問題視されており、「キンプリの時代とか言ってるティアラ(キンプリファンの呼び名)が許せない。キンプリは嵐にお世話になってるのに、なんでそんなことが言えるのか」「キンプリは嵐を超えられないし、比べられもしない。比べる時点で負け。嵐の絆舐めるな」と、嵐ファンは激怒。ファンクラブ会員数を比較し、「何がキンプリの時代?」と、冷ややかに指摘するコメントも見受けられた。
「キンプリファンの中には、『嵐の穴なんて、埋まるわけない。一部ティアラは常識がなってない』と否定する声も。また嵐とキンプリの両グループを支持するファンは、『キンプリの時代にするくらいの気持ちで応援するなら話は別。後輩たちが盛り上げていかないとジャニーズは危なくなると思うから、応援したい』と、まっとうな意見もあります。こうした“ポスト嵐”をめぐるジャニーズファン同士の足の引っ張り合いは、嵐メンバーも、後輩たちも望むところではないでしょうね」(前出・ジャニーズに詳しい記者)
ひとまず、この2年が嵐とファンにとって充実の日々になることを願いたいものだ。