『イノセンス 冤罪弁護士』1話、坂口健太郎の法廷バトルが「新鮮味ない」の声続出
1月26日夜10時から第2話が放送される、坂口健太郎主演の『イノセンス 冤罪弁護士』(日本テレビ系)。初回視聴率は8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
同作は“冤罪”を題材にしたヒューマンリーガルエンタテインメント。保駿堂法律事務所で刑事事件を担当する黒川拓(坂口)は、わずか3年で5件もの逆転無罪を勝ち取っている凄腕弁護士。人当たりはいいものの、整理整頓が苦手で事務所の物置に住み着いている変わり者ではあるが、ジャーナリストや科学者たちの協力を得ながら弱き人々を救おうと奔走していく。
第1話で拓が担当したのは、自宅に放火した容疑で逮捕された阿蘇重雄(吉田栄作)の弁護。取り調べで一旦は自白したものの、「刑事からの強要があった」と無罪主張に転じているという。検察側は保険金目当ての犯行と疑っていたが、拓は火事の際に重雄が持ち出した戦隊ヒーローのフィギュアに興味を示す。それは、5年前に亡くなった息子・幸雄(岩田琉聖)の形見だった。しかし、5体あるうちの2体しか持ち出せていないことに違和感を感じた拓は、事件現場に赴いて調査を行うことに。
そんな中開かれた初公判では、重雄を取り調べた刑事が自白強要を否定し、重雄を挑発するような発言を繰り返す。彼の狙い通り激怒した重雄が暴れたため、裁判員への印象は最悪なものになってしまう。しかし、拓はそれでも方針を変えず、1階に置かれたストーブによる失火の可能性を主張。2階にある子ども部屋への放火だと明言した検察側と真っ向から対立することに。そして、新人弁護士の和倉楓(川口春奈)とともに再び火災現場を訪れた拓は何かを発見。科学者の秋保恭一郎(藤木直人)に協力を要請し、もう一度検察に挑んでいく。
2度目の公判で、拓は1階が火元である可能性を証明し、さらにある方法を使ってストーブが勝手に着火する映像を公開。続いて恭一郎も、「特定の周波数に影響を受けた誤作動だ」と証言し、廃工場で行われたサバイバルゲームの無線機が火事の原因であると断言。その証言が認められ、拓は重雄の無罪を勝ち取ることに成功するのだった。
「拓の活躍により冤罪は晴れましたが、小さなヒントを頼りに真相を見抜く展開や公判シーンに既視感を覚えた視聴者が多かったようです。それもそのはずで、前クールにリーガルドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)と『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)の2本が放送されたばかり。ネット上には『法廷シーン、見たことあるような展開でもう飽きた』『「また弁護士モノか」っていう不満を覆せなかったな』『もっとオリジナリティを出さなきゃ新鮮味がない』といった声が相次ぎました」(芸能ライター)
第2話では、拓たちのもとに強盗致傷の容疑で逮捕された飲食店アルバイト・十勝岳雄(山田裕貴)の弁護依頼が舞い込む。岳雄は10代の頃から窃盗を繰り返していた札つきのワルで、接見した拓と楓に対する態度もひどいものだった。しかし、岳雄の母・睦美(仙道敦子)からあらためて依頼を受けた拓は、「徹底的な検証をもって戦います」と宣言するのだった。
「十勝を演じるのが人気若手俳優の山田裕貴とあって、多くの関心が寄せられています。ネット上には『メインキャストも豪華だけどゲストもすごいね!』『裕貴くんが冤罪だなんて私も許せないわ』との反応が続出しました」(同)
次回はどのように事件の核心へと迫っていくのか。拓の考察力に期待しよう。