NEWS・小山&加藤、ドヤ街「横浜・寿町」ロケで登場した「コトブキンちゃん」に戸惑い
NEWS・加藤シゲアキと小山慶一郎がMCを務める『NEWSな2人』(TBS系)。1月18日深夜の回では、先週に引き続き、加藤と小山がドヤ街と呼ばれている横浜・寿町を取材した。
番組冒頭、加藤と小山が寿町の路上を歩いていると、「おい! お前らこっち撮んな!」と怒号が飛び、番組スタッフは「あっち行きましょう」と小声で2人を誘導。「本当の人がきた……」(小山)「本当の人がきたね」(番組スタッフ)と言いながらその場を後にするなど、激しいオープニングとなっていた。
2人は、寿町に詳しいという人物・名本氏(32)の元へ。名本氏は覚せい剤で逮捕歴もある元ヤクザで、現在はリフォーム会社の社長を務めながら、薬物依存者更生支援団体「日本達磨塾」で薬物中毒者や元犯罪者の社会復帰を支援しているという。
「(寿町には)どういう問題があるんですか?」と加藤が尋ねると、「薬物もあるやろうし。(薬物の売人の中でも)プロが集まるところやないかな。現場で渡すのはシャブじゃなくて名刺だとか。その名刺に指示が書かれていたりとかね。いろいろありますわ」と返答。2017年の横浜市の不正薬物の摘発件数は、364件で全国の約5割。横浜市の覚せい剤押収量は約850キロで、全国の約7割をしめているという(出典『横浜税関報道発表資料(平成29年)』より)。
また、小山が「さっきなんか違法賭博ですか? カーテンかかっているような……」と聞くと、名本氏は「あるでしょうね」と告白。「どういう方が(来る)?」(加藤)という質問には、「お金ないのに博打したい人ちゃいますか。(お金)貸してくれるやろうから」と語り、取り立ての話になると、「誰かがさらったとかさらわれたとか。見せしめやから」など危険な取り立て方法の実態が語られるのであった。
また、長蛇の列の先にある公園では、炊き出しが行われており、2人は主催である「炊き出しの会」近藤氏(70)を取材。炊き出しにくる人は、かつての日雇い労働者で高齢者やホームレスも多く、近藤氏は「外から捨てられてるんですよ。ここにくる人って。この町に家族で住んでる人はあまりいない。お金がなくて身寄りがない人はこの町に集められる」と語り、「行政の支援なくすべてボランティアでしている」と明らかにするのだった。
最後に2人は、寿町で見た薬物汚染に違法賭博、炊き出しの問題を聞きに、横浜市を直撃。横浜市健康福祉局の横須氏に、「(賭博的な)そういう話は入ってくるもんなんですか?」(小山)と聞くと、「最近はそういう話は入ってきません」と返答。薬物問題については「行政ではなく警察の問題」と回答。炊き出しの支援については、「支援者団体の方とはよく情報交換させていただいております。行政の役割と支援者の役割をお互いに相乗効果でやっていこうという形で……」と話し、ホームレスの自立支援施設「はまかぜ」で就労サポートや一時的な宿泊場所の提供などを行っていると答えたのだった。
そして、最後になぜか寿町のキャラクターである「コトブキンちゃん」が登場。赤ずきんちゃんにも似ているそのキャラクターに、加藤と小山は戸惑いを隠せない様子なのであった。
この放送にネット上では「最後コトブキンちゃんで話を濁された感」「イメージアップキャラクター、コトブキンちゃんのご紹介とはびっくり」「コトブキンちゃん。いきなりだった。臨機応変に対応できる2人はすごいなあ」などのコメントが集まっていた。