「こんな武田鉄矢見たくなかった」『グッドワイフ』第1話、憎まれ役の武田に驚きの声
1月20日夜9時から第2話が放送される、常盤貴子主演の『グッドワイフ』(TBS系)。初回の視聴率は10.0%を記録し、まずまずの滑り出しを切った。
同ドラマは、アメリカの人気ドラマを原作とした作品。主人公の蓮見杏子(常盤)は、ごく普通の専業主婦。しかしある日、東京地方検察庁の特捜部長だった夫・壮一郎(唐沢寿明)が汚職疑惑で逮捕されてしまったことをきっかけに、弁護士へ復帰。様々な法廷で戦いを繰り広げていくというストーリー。
第1話では、弁護士に復帰することを決意した杏子の奮闘劇が描かれる。神山多田法律事務所の代表・多田征大(小泉孝太郎)が仮採用として杏子を雇ってくれることになったのだが、杏子は16年のブランクがあることを心配していた。しかし、初日から世間を騒がせている幼児行方不明事件を担当することになってしまう。
事件が起きたのは、買い物客で賑わうスーパーの駐車場。母親が目を離した隙に娘が忽然と姿を消し、今も行方がわかっていないという。しかし、ネット上のニュース番組で、キャスターを務める日下部直哉(武田鉄矢)が「犯人は母親ではないか」と発言。すると、世間は母親に疑惑の目を向けるようになり、彼女はそれを苦に自殺してしまう。その後、父親の浜口直樹(泉澤祐希)から「日下部を名誉棄損で訴えたい」と相談を受けた多田は、弁護を引き受けることを決断し、自分と一緒に法廷に立つよう杏子に指示。杏子は、日下部が根拠もなしに彼女を犯人扱いしたことを立証するため、日下部の周辺を探っていくことに。
過激なスキャンダルを数多く発信している日下部だが、「情報は信頼できる人物から入手し裏も取っている」と主張。しかし、ファンの間ではネタを提供するためのメールアドレスが出回っており、中には採用されたい一心で事実とは異なる情報を送信する人もいたという。そして、幼女行方不明事件について書かれたメールを入手した杏子は、そこに描かれている言い回しが番組での日下部の発言とほぼ一致していることを法廷で指摘。すると日下部は、ファンから受け取ったメールを読み上げ、裏取りや根拠も不十分なまま真実として発信したことを認めるのだった。
「日下部を演じた武田に対し、視聴者からは『心の底から嫌な奴だった』『悪役がこんなにハマるなんて』と驚きの声が続出。中には『こんな武田鉄矢見たくなかった』『悪を演じ切れるのは凄いけど見ていられない』と、胸を痛める人も多かったようです」(芸能ライター)
第2話では、神山多田法律事務所の名誉顧問・神山大輔(橋爪功)が事務所に訪ねてくる。酒酔い運転を起こしたうえに警官に抵抗した大輔は、公務執行妨害の罪で起訴されたのだが、無罪を主張しているという。状況証拠から見ても確実に大輔は有罪だが、大輔は弁護人として杏子を指名。杏子は、ワガママすぎる大輔に手を焼きながら、無謀とも思える無罪を勝ち取るために奔走することに。
「杏子は夫のスキャンダルを理由に好奇の目で見られることもありますが、1話ではそれを逆手に取った作戦で証拠を掴んでいきます。事務所のもう一人の代表・神山佳恵(賀来千香子)もそれこそが杏子の武器だと考えており、視聴者からは『杏子には強い女性になってほしい』『“武器”がこれからどう生かされるのか楽しみ』と期待の声も寄せられていました」(同)
家庭を守るために、弁護士として新しい人生を歩み始めた杏子。長いブランクを乗り越えて再び法廷に返り咲くことができるのか、この先も見逃せない。