R・ケリーへの告発番組の出演依頼を断って、「偽善者」と叩かれていたレディー・ガガが公開謝罪
昨年公開された初主演映画『アリー/スター誕生』での熱演が大絶賛され、アカデミー賞主演女優賞も確実と注目を集めている、歌手のレディー・ガガ。前哨戦であるゴールデン・グローブ賞でも主演女優賞獲得はほぼ間違いないとネット上は大いに盛り上がっていた。しかし、直前に放送されたある番組のせいで、ガガを支持する声は激減。1月7日に開催されたゴールデン・グローブ賞授賞式で主演女優賞を逃した時は、「いい気味」とまで叩かれた。
ガガのイメージをどん底に落とした番組とは、3日から3夜連続で放送された『Surviving R.Kelly(R・ケリーからの生還)』。歌手R・ケリーが未成年だった複数の少女を洗脳し、性奴隷にした疑惑について、被害者たちが顔を出してその実態を告発したドキュメンタリー番組だ。ケリーは1994年に当時15歳だった歌手アリーヤの年齢を18歳だと偽って結婚したり、未成年の女性とのセックステープが流出して02年に児童ポルノ罪で逮捕・起訴されたり、四半世紀前から「少女が大好物のロリコン」として白い目で見られてきた。
ガガはそんなケリーと13年、「私の体をあなたの好きなようにしてちょうだい」と絶叫する「Do What U Want」という曲でコラボ。ケリーも途中で「オレはおまえがほしがっているものを持ってるんだぜ」と歌い、2人のセクシーパフォーマンスは話題になったものだった。
『Surviving~』の制作総指揮者ドリーム・ハンプトンは、3日付けで公開された米紙「The Detroit Free Press」電子版の取材記事で、ガガを含む、ケリーとコラボ経験を持つセレブたちに番組への出演依頼をしたが、断られたと告白。ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催された7日にはラジオの番組『The Karen Hunter Show』に出演し、「DVサバイバーの擁護者であるレディ・ガガが、なぜR・ケリーと『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』に出演したのか。あんなばかげたパフォーマンスをしたのかを知りたい」と批判した。
ドリームが言う『SNL』のパフォーマンスとは、13年11月に放送されたもの。ガガがケリーに飛びついたり、お尻や胸を触らせたり、フェラチオを連想させる仕草をしたり。床に寝転がった彼女にケリーが覆いかぶさって体を上下に動かしたり、いわゆる“駅弁スタイル”でセックスするような動きをしたり、濃厚な絡みを見せていた。
このドリームの言葉に、ネット上は「普段から被害者の味方とか言ってるくせに、ガガはとんでもない偽善者」「ケリーが未成年の女性を洗脳しセックスしていたのは誰もが知ってるのに、こんな曲作ってこんなパフォーマンスするなんて」「被害者のことをバカにしてる」とのバッシングが噴出した。
ファンにまで「がっかり」と言われたガガだが、現地時間9日夜、ツイッターに長い謝罪文を投稿。