ジャニーズ事務所、「チケット払戻し」対応に「変わった」「こんな寛大なんて」と驚嘆の声
1月3日の神奈川・横浜アリーナ公演を皮切りに『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV!』がスタートしたジャニーズWEST。8日と9日は愛知の日本ガイシスポーツプラザ ガイシホールでコンサートを行ったものの、メンバーの濵田崇裕がインフルエンザを発症し、出演を見合わせたという。ジャニーズ事務所サイドが配信したお詫びのメール文には、「チケット代金の払戻し」対応についての案内が記されており、ファンの間で「払戻しするなんてジャニーズ事務所変わった!」と、驚きの声が漏れている。
ジャニーズサイドは、愛知公演初日の8日、チケット当選者へ向けてメールを送信。濱田に発熱の症状があったため病院で検査したところ、インフルエンザの診断を受けた旨を報告し、協議の結果、2日間の公演はやむを得ず出演を見合わせ、コンサートは濱田を除くメンバー6人で行うと説明。ファンクラブのチケット代は7,000円だが、希望者には「払戻し」に応じるとして、公演開始時間までにジャニーズファミリークラブ(ファンクラブの運営組織)へメール、電話で連絡するよう、アナウンスした。
「体調不良とはいえ突然の欠席通知にファンは動揺。しかし、チケットの払い戻しが行われるとあって『事務所優しい』と称賛の声が上がっています。一方で『払戻しに応じるなんて、私の知ってるジャニーズじゃない』『ジャニーズってこんなに寛大だっけ?』と衝撃を受ける声も。当日のステージでは、メンバーが濱田の不在を謝罪したほか、神山智洋、重岡大毅、濱田によるユニット曲『間違っちゃいない』を歌う際は、神山が『ペンライトを紫にしてほしい』とファンにお願いし、場内が濱田のメンバーカラーに包まれたそうです。濱田の分もファンを楽しませようという思いが強かったのでしょう」(ジャニーズに詳しい記者)
昨今、ジャニーズ本体はジャニー喜多川社長の姪である藤島ジュリー景子副社長が経営の舵を切り始めたとされ、それに伴いデジタル化が進むなど、さまざまな面で生まれ変わっている。チケット代返金もその一環とみるファンも多いが、今回のジャニーズWESTが初めてではなく、過去にも同様の事例が。
「2016年、関ジャニ∞の大倉忠義が腸閉塞でドクターストップとなり、コンサートを欠席した際は、『当日ご来場された方で、チケット料金の払い戻しをご希望の方は下記をご確認ください』と、事務所側が返金方法の手順を案内。指定日までにコンサート当日のチケット、会員情報を書いた紙を同封してコンサート事務局に送るというもので、入場者の分も払戻しを許可する異例の発表に、ファンは『エイトからの誠意』と、感激していました」(同)
一方で、13年3月にSexy Zoneがツアー初日を迎えた際、事前に何の告知もなくメンバーの松島聡が出演せず、公演内でも不在に触れず終演。物議を醸す事態に発展した。また、デビュー前のジャニーズWEST・藤井流星も、出演予定の舞台『ANOTHER』を欠席することが本番前日に明らかになり、悲痛な叫びが相次いだ。これらの公演において、払戻し対応は行われていない。
そのため、ファンの間では「Jr.は出演者変わっても払戻しなんてない。なんなの?」「返金対応の基準はなに?」「Jr.とデビュー組の扱いに差があるのは当たり前だけど、返金の違いは気になる」との指摘も出ている。
今後は、Jr.の公演においても返金を受け付けるのか? どういったケースで払戻しを実施するのか? 動向を見守っていきたい。