松任谷由実、2019年は「NHK露出が激増」!? 『紅白』思わぬ貢献で関係者絶賛の舞台裏
「平成最後」となった『第69回NHK紅白歌合戦』だが、全出演者の中で最も“NHK株”を上げたのは、7年ぶりの出場となった松任谷由実なのだという。番組後半、スペシャルメドレーとして「ひこうき雲」と「やさしさに包まれたなら」の2曲を歌い上げた松任谷だったが、番組のオオトリを飾ったサザンオールスターズとのステージは、まさに「歴史に残る名コラボとなった」(NHK関係者)と絶賛されていたのだという。
2018年の『紅白』では、紅白のトリをそれぞれ石川さゆり、嵐が務め、最終歌唱者には特別企画枠のサザンが登場。「希望の轍」「勝手にシンドバット」の2曲を披露した。
「『勝手にシンドバット』には大勢の出演者がステージに登場し、桑田のバックで番組を盛り上げるという演出が行われました。その中央に、松任谷が突然登場して、桑田の頬にキスをして、『胸騒ぎの腰つき』という歌詞に合わせて、腰ふりダンスまで披露しました」(スポーツ紙記者)
実はこの松任谷の“乱入”は、リハーサルでは一切行われなかったもので、土壇場での“飛び入り”だったのだという。
「リハでは本番同様、桑田は北島三郎にマイクを向け『そうねだいたいね』と歌ってもらう演出で進めていましたが、松任谷は登場さえしなかったんです。ちなみに北島はといえば、リハ時にも、歌っている素振りこそ見せてはいたものの、マイクに音声は一切乗っていなかったため、『やはり数年のブランクがたたったのか……』と心配されていたものです」(同)
平成最後の区切りとあって、出演を快諾したという北島だったが、今回ばかりは松任谷に「全部持っていかれてしまった」(前出・関係者)ようだ。
「客席やモニターでステージを見ていた、記者やNHK関係者までが、松任谷と桑田のコラボシーンに盛り上がりを見せていました。本来の松任谷の出場場面は、別スタジオでの1曲目の歌唱後、サプライズ的にNHKホールに登場するという演出でしたが、そのシーンがかすんでしまうほどの“桑田との夢の共演”には、関係者一同舌を巻いていました」(同)
ここ数年はNHKとそこまで深い関わりもなかった松任谷だが、19年以降は扱いがまるで変わってくることになりそうだ。
「番組でのテーマソングや主題歌起用、特番など、『紅白のオオトリへの貢献』に対するお返しが、次々と企画されることになりそう。あの瞬間を目撃した視聴者からは、絶対に文句も出ないはずです」(同)
最初に出場歌手が発表された際には、例年以上に「目玉なし」と冷笑されていた『紅白』だったが、土壇場での松任谷による“飛び入りサプライズ”は、すべてをひっくり返してしまうほどの爪痕を残したようだ。