芸能
最後の最後で大逆転なるか?

「誰よりも悪役ヅラ!」『下町ロケット』10話、農林協の“意地悪すぎる”職員が話題に

2018/12/23 18:00
『下町ロケット』(TBS系)公式サイトより

 12月23日夜9時から第11話が放送される、阿部寛主演の『下町ロケット』(TBS系)。視聴率は1話から2桁をキープし続け、第10話では自己最高記録の15.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した。

 同ドラマは、池井戸潤の小説を原作とした作品。元宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部)は、父親が経営していた下町の工場「佃製作所」を引き継いだ。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、さまざまな困難を社員と共に切り抜けてきた佃は、農機具パーツの開発に乗り出し、取引先とのトラブルや社員の抱える問題に立ち向かっていく。

 第10話では、佃製作所が帝国重工からエンジンとトランスミッション開発の依頼を受けることに。しかし、帝国重工から大きな裏切りを受けたことによる不安や、失敗時に降りかかるリスクの大きさを考え、佃たちは頭を悩ませていた。そんな中、佃はギアゴーストの元社員・島津(イモトアヤコ)をスカウト。島津は、ギアゴーストの社長・伊丹(尾上菊之助)からも協力を求められていたのだが、自分を本当に必要としてくれる佃に協力したいと入社を決意する。

 その後、無人トラクターのモニターが必要だと考えた佃たちは、実家の農業を継ぐために会社を去った殿村(立川談春)に相談。しかし、殿村の父・正弘(山本學)が未知の農業ロボットに抵抗を示し、モニターの依頼は却下されてしまう。一方、頑固な父に辟易しつつも稲の世話に専念することを決意した殿村だったが、いよいよ収穫というところで田んぼに台風が直撃。すべての稲がダメになってしまった。

 正弘は「これは自然を相手にする仕事の宿命だ」と殿村に言い聞かせるが、収穫ができなければ農家の生活は困難に陥ることになる。そこで殿村は、農林業協同組合に融資を申し込むが、「これまで農業法人に非協力だったくせに今さら何を……」と、あからさまな嫌味を言われてしまう。そんな中、途方に暮れた殿村家に佃と財前、佃製作所技術開発部長・山崎(安田顕)が現れ、「農業を救いたい」と殿村の父親を説得。そして、彼らの熱い思いを受け入れた正弘は、佃製作所に田んぼを貸し出すことを許可するのだった。

「殿村が融資を申し込んだ農林協の青年・吉井(古川雄大)は、殿村家が独自のブランドで米を売り出していることを良く思っていない様子。窓口でも嫌味な口調で殿村に接しており、『めちゃくちゃ嫌なヤツだな!』『農林協が嫌いになりそう』『今までのどんなお偉方より悪役ヅラしてた』と視聴者からもかなりの反感を買っています」(芸能ライター)

 最終回となる第11話では、ギアゴーストのダーウィン・プロジェクトと帝国重工の「アルファ1」が、首相の前でデモンストレーションを行うことが決まる。殿村家の農地で走行テストを重ねた佃たちも、製品化に向けた作業に追われていた。しかしイベント当日、開始時刻に遅れて現れた首相が「ダーウィンのデモだけを見たら帰る」と言い出してしまうのだった。

「帝国重工のアルファ1は、以前のデモで横転事故を起こしたせいで評判はマイナスからのスタート。『あの時はざまぁ! って思ったけど大丈夫なの佃さん』『アルファ1の進化に賭けるしかないのか』と心配する声も上がっていますが、果たして佃は汚名を晴らすことができるのでしょうか」(同)

 帝国重工への復讐に燃える伊丹と、農業の未来を案じる佃。それぞれの想いがどんな成果として表れるのか、最後まで見逃せない!

最終更新:2018/12/23 18:00
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