ネトフリ・Huluなど配信ドラマ、年末年始に見るべき5作品! DVD化不可作やエミー賞受賞作も
ここ数年、ネット環境の整備とともに定着した感のある、動画ストリーミングサービス。24時間、見たい時に見たい映画やドラマが視聴できるとあって、加入者数も年々上がっている。大手各社は、映画やドラマ、アニメなど幅広いジャンルの作品を取りそろえているほか、オリジナル作品にも力を入れている。このオリジナル作品のクオリティーが非常に高く、米ドラマ界の栄誉である「エミー賞」や「ゴールデン・グローブ賞」といったビッグタイトルを受賞するほど。もはや良作が生まれるのは映画やテレビだけではないということを証明し、米エンタメ界に革命を起こしているのだ。今回は、日本でサービスを展開している主要5社ごとに見るべき作品を紹介しよう。
Netflix『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』
世界中で展開して大成功を収めている、動画配信サービス大手のNetflix(以下、ネトフリ)。同社の最大の魅力は、オリジナル作品を多く配信しているということ。そのオリジナル作品のほとんどが、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』に代表されるように、ハリウッド映画並みのクオリティなのだ。それもそのはず。ネトフリの今年のオリジナルコンテンツ制作の予算は、なんと130億ドル(約1.4兆円)にも上る。
ネトフリオリジナル作品の中で最もおススメなのが、『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』。過去に起こった残酷な事件のため、怪奇現象が頻発する“幽霊屋敷”となった「ヒルハウス」が舞台。そこに引っ越してきた家族全員が、幽霊に取り憑かれる。一家は引っ越しをするが、幽霊屋敷を離れても凄惨な記憶は消えることなく、心身ともにむしばまれていくという物語。主人公家族は、子だくさんの7人家族なのだが、当時幼かった子どもたちが恐ろしい霊体験をし、大人になってもそのトラウマに悩まされているという設定。そのため、家族の絆が試されるような描写も多い。
「心理的にじわじわくる」タイプのホラー作品である同作。過去と現在を交互に行ったり来たりしながら物語が進むため、夢中になって一気に見てしまう人が続出。辛口批評サイトで有名な「Rotten Tomatoes」でも、好意的な批評をした人が90%を超えた傑作である。