NEWS・手越祐也&増田貴久、客席で「歌ってる人嫌い」「オタ芸は“はぁ?”」と持論展開
NEWS・手越祐也と増田貴久がパーソナリティを務めるラジオ番組『テゴマスのらじお』(MBSラジオ)。12月5日放送回では、コンサートを見に来た際に「客席で熱唱するファン」について、2人が持論を展開した。
ネット上でも度々議論が交わされている、コンサート客の“歌唱”問題。昨年9月、シンガーソングライターの山下達郎が自身のラジオ『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)内で、リスナーからの「大盛り上がりの場面でついつい大声で合唱してしまいます」「隣の妻に『あなたの声しか聞こえない』と大ヒンシュクです」というお便りを受け、「ダメです。一番迷惑なアレです。あなたの歌を聞きに来ているのではないのです」と一刀両断。ネットニュースなどで取り上げられる事態となった。
そして、今回の『テゴマスのらじお』にも同様の質問が寄せられ、手越&増田が言及。なんでも、そのリスナーは友人とライブについて話した際、「NEWSの歌を静かに聞く派」か「一緒に歌う派」で意見が分かれた末、友人に「熱唱する人とは一緒に参戦したくない」と言われてしまったとか。「テゴマスのお二人は、ライブでファンに一緒に歌ってほしいですか? それとも歌声をちゃんと聞いてほしいですか?」と問うたのだった。
これに増田は、自身がファンを公言するB’zのライブに行ったとして「俺は歌わない。で、歌ってる人も嫌い」とキッパリ主張。さらに、ライブを作る側の「勝手な意見」と前置きしつつ、お客さんには自分たちが「歌って」と声がけした時だけ歌ってほしいと本音を吐露した。
「だって、その人の歌を聞きに来てるわけじゃないから。周りの人は。(中略)例えばごはん屋さんで、隣で弁当食ってるみたいな感じにも、ちょっと近いじゃない。香水がキツいとか。やっぱ(コンサートは)みんなで見るものだから」
と語り、あくまで周囲の人たちに迷惑がかからない鑑賞スタイルを求めているようだ。また、キャッチーな振り付けなどを真似する場合は別だが、客席でのダンスも「『踊って』って言った時だけでいいかな」(増田)とのことで、「基本的にはちゃんと(ステージを)見てくれてる方が、自分たち的にはうれしい」そうだ。
一方、手越は他アーティストのコンサートで「超小さい声で、鼻歌ぐらいは歌ってることはあるかもしれない」と思い出しながら、X JAPANのコンサートにおいては「歌って」と煽られたときに全力で歌うとコメント。そして、今年開催の『NEWS LIVE TOUR 2018 EPCOTIA』を例に挙げ、「(バラードの)『madoromi』とかさ、俺ら4人が静かに歌ってる時に全力で歌われたら、違うだろって思うよね」「(自分たちが歌声を)聞かせる時とかは聞いてほしい」と、増田の言い分に同調した。しかし、ファンの間でも人気の高い「U R not alone」などの楽曲は、客席の声が大きければ大きいほど「興奮する」という。
手越は客席におけるダンスについても「全部の振りとかを完璧に踊られたら、いやいや、俺らの見て! ってなる」といい、女性アイドルのファンが行うオタ芸に関しては「オタ芸されて、後ろ向かれてたら“はぁ?”って思うもんね」「女子アイドルの文化で成り立ってるのがスゴい」と自分たちは無理といった様子。
さらに増田は、あらためて「もちろんね、楽しむ側は好きに見るべきだと思う」と補足の上で、ペンライトについて言及。バラード曲など、ペンライトを消した演出が行われる最中にも、明かりを点けたまま「ブンブン振ってる人」がいると「わー……スゴい寂しい、悲しいな」と感じるという。これに手越も共感して、
「わかる、わかる。見ないようにするもん、俺。やっぱさ、ファンの顔を見て歌いたいから、みんなの目見ながら歌ってるけど。そこで超バラードなのにペンライト振り回してる人とか、『私を見て』ってことじゃん。気持ちはわかるけど、それを見ちゃうと、今この雰囲気でこっちも入ってるから、世界に。違うなんか、世界に連れて行かれるから。視界はそっちを見てるけど、見ないようにする。やっぱ、ちゃんと聞いてくれてる子に歌を届けたいなって思っちゃう」
と熱弁。最終的に増田は、ファンがステージに夢中になるほど、心を込めて熱唱することを宣言したのだった。
そんなNEWSは12月31日~1月1日に京セラドーム大阪、1月6日~7日に東京ドームで『NEWS DOME TOUR 2018-2019 EPCOTIA -ENCORE-』を開催予定。増田の発言通り、コンサートの楽しみ方は人それぞれだが、ファンは2人の言葉を頭の片隅に置いておくといいかもしれない。