「存在感が薄れてる」『SUITS/スーツ』9話、アノ人の活躍不足に「物足りない」と嘆く声
12月10日夜9時から第10話が放送される、織田裕二主演の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。視聴率は第3話までと第5話、第8話で2桁を記録。第9話では9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、わずかに数字を落とした。
同作は、全米でメガヒットした『SUITS』を原作とした弁護士ドラマ。主人公の敏腕弁護士・甲斐正午は、約10年ぶりの月9主演となる織田裕二が熱演する。傲慢な弁護士の甲斐と、天才フリーター・鈴木大貴(Hey!Say!JUMP・中島裕翔)の凸凹コンビが、 さまざまな訴訟問題に挑んでいくというストーリーだ。
第9話では、事務所のシニアパートナーに昇格した正午。お披露目パーティーの会場で、「YURI綜合会計事務所」の所長・華村百合(石田ひかり)と、百合のもとで25年勤めているエース会計士・大河原忠(西村まさ彦)を紹介される。しかし、大河原が出身大学を偽っていたうえに無資格で働いていたことが発覚し、百合はすぐにでも解雇するつもりだという。
一方、大河原の経歴詐称を聞いた大貴は、25年間会社に貢献してきた大河原をこんな形で解雇するのはおかしいと擁護。すると、大河原も不当解雇だと訴えはじめ、話がこじれてしまう。大貴は、正午が止めるのも聞かず、単独で百合の事務所を調査。すると、百合は3年前にも不当解雇で訴えられていたことが明らかに。この件の弁護を担当したのは、「リゲル法律事務所」の弁護士。大貴は、蟹江(小手伸也)が最近「リゲル法律事務所」の女性弁護士と親しくしているという話を思い出し、その弁護士に接触を試みることに。
そして、接触に成功した大貴は、こっそり「リゲル法律事務所」の社員証を入手。さっそく事務所に忍び込み、当時の裁判記録の資料を漁りはじめた。すると、資料の中に百合の事務所の傘下となっているペーパーカンパニーの名前を発見。百合は存在しない会社の名で不当なコンサル料を受け取っており、それに気づいた大河原を解雇しようとしていたのだ。
「蟹江はパーティーで知り合った女性と一晩を過ごしたようで、仕事中の大貴を引き止めて延々と彼女を自慢。視聴者からは『あの蟹江に彼女!?』『蟹江先生デレッデレだな』『恋する蟹江先生めっちゃピュアな目をしてる……』と驚きの声が上がりました。しかし女性の本当の目的は、蟹江を利用して事務所の資料を盗むこと。何も気づかない蟹江はこっぴどくフラれ、苦い失恋を経験する羽目になっています」(芸能ライター)
第10話では、正午のもとに最高検監察指導部・澤田仁志(市川海老蔵)が訪ねてくる。澤田は、最高検次長検事・柳慎次(國村隼)が起こしたとされる汚職事件の真相を明らかにしようとしており、その調査を正午に頼みに来たのだという。しかし、柳は正午の検事時代の恩師。澤田から「黙ってると同罪だと思われますよ」と挑発されるものの、正午は依頼を拒否するのだった。
そんな中、チカ(鈴木保奈美)の前に大貴の悪友・遊星(磯村勇斗)が現れ、大貴の素性を全て明かしてしまう。チカは警察に突き出すと憤るが、正午は「これが表沙汰になればファームも終わりだ」と説得。落ち着きを取り戻したチカは大貴と蟹江を組ませ、資産分配の案件を任せることに。
「第9話では蟹江と正午の絡みが一切なく、一部のファンからは『いつもの掛け合いがなくて物足りない』『蟹江先生の存在感がだんだん薄れている……』と嘆く声も。最終回も目前ですが、再び蟹江が活躍することはあるのでしょうか」(同)
次週のエピソードは、最終回の前編にあたる物語。ここからどのようなクライマックスを迎えることになるのか目が離せない。