【このスピがすごい2018】スピリチュアル・引き寄せ市場の研究者が選ぶ、業界の“過激派”2名
次に名前を挙げてくれたのが、JCETI(日本地球外知的生命体センター)代表のグレゴリー・サリバンさん。「地球外知的生命体」という言葉から、宇宙人に関連する活動をしているように見受けられるが……。
【選出理由その1】
「宇宙人は『いる』、しかも『究極の親友』」という斬新さ
<有元氏のコメント>これまで宇宙人については、オカルト分野で「いるか/いないか」に焦点を当てた議論が多く、またスピ分野では、特別な力を持った人物が、「宇宙存在にチャネリングをして、そのメッセージを人々に伝える」など、コアなスピリチュアルワークがありました。しかしグレゴリーさんはそれらとはまったく異なり、宇宙人が(3次元で知覚できる)実体として存在していることは大前提なんです。
グレゴリーさんいわく、宇宙人はすでに、分離や争いを乗り越え、またエネルギー問題や貧困などといった問題からも卒業し、ワンネス(全体愛)の境地に至っているそう。かといって、聖人君主のような遠い存在ではなく、人間らしい感情も残っており、かつて自分たちが歩んだ道で苦労している地球人を助けたいと思ってくれているとのこと。我々は現在、お金中心の社会で、戦争や病気などの問題を抱えながら生きているわけですが、そこから脱するために、各個人が、宇宙人とコンタクトを取れるように訓練し、その「宇宙人的ライフスタイル」を教えてもらって幸せになりましょうと説いています。初めて聞くと、ちょっとついていけないかもしれませんね(笑)。しかし、この“(優しく信頼できる)理想的な親友”といった宇宙人像がリアリティをもって語られている点は、大変斬新であり、親近感をグッと高めて人を惹きつけているように見えます。
【選出理由その2】
宇宙人に「実際会える」ことでハマる人が続出
<有元氏のコメント>“実体を伴う宇宙人との遭遇体験”を提供している点も、グレゴリーさん人気の理由でしょう。なんでも、宇宙人とは実際に“会える”もので、彼のイベントではアプリを使ってUFOを呼び、宇宙人を招くそうです。シリウス、プレアデス、アルクトゥルスなど天の川銀河から来ている場合が多く、日本ではオリオンからというケースも。なんと8~9割近くの参加者が目撃・遭遇しているといいます。
さらにグレゴリーさんは、ET(宇宙人)ガイドによる“エーテル手術”というセッションも実施しています。人類全員にそれぞれついている守護ET(宇宙人)が、エーテル体(肉体に近いオーラ層)をエネルギー的にクリアな状態にする手術をしてくれるそうです。エーテル体が損傷し、エネルギーに不具合があると、その人の人生がうまくいかなくなるとか。なお、エーテル体が抜ける際に、何かが自分の体から抜けていく不思議な体感をする人も多いといいます。このように、実感がある、姿が見えるという点で納得感を得やすいことから、特別な透視能力がない人でも取っつきやすい。自身とのつながりを感じられる点が人気となっているのかもしれません。
【選出理由その3】
突飛にもかかわらず、実は壮大かつ真面目な「市民運動」!?
<有元氏のコメント>グレゴリーさんがこういった取り組みを、オカルト趣味や、商業ベースではなく、「社会貢献」「市民運動」として進めているところに大変驚きました。政府(主に米国)によって隠されている“宇宙人情報”をもっと開示すべきと訴えており、最終的には人類全体でアセンション(肉体を伴う次元上昇)していきたいそう。宇宙人とコンタクトを取るという突飛さながら、実は極めて壮大かつ真面目な取り組みである点も「このスピがすごい」と言うにふさわしいのではないでしょうか。