堂本剛、「KinKi Kidsの中で僕ができる役割が変わるかもしれない」と音響障害受けファンに告白
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kids どんなもんヤ!』(文化放送)が12月3日深夜に放送され、堂本剛が登場した。
番組終盤、恒例だったKinKi Kidsのドームコンサートが今年はお休みになることに触れ、「僕としてはまた(ステージに)立ちたかったんですけど、『音響障害』っていう障害を持っちゃってるから……。ドームに立てないことはないんだけど、何をやるかでその障害が大きく出るか出ないか、ってところで」と症状が不安定になっていることを明かした。
また、「以前、オーケストラでやらせてもらって、そうすることでステージに立つことは可能だったんですけど」と昨年の年末年始のコンサート『KinKi Kids CONCERT 20.2.21 –Everything happens for a reason-』を指しつつ、「やっぱりオーケストラの方々も大勢参加してくださったんで、音は大きくなっていくんですよね。だからそうなると『音響障害』っていうスイッチが押されて、頭の中ワンワン鳴ってる状態なんで。歌えない、っていうのは変ですけど。自分でなに歌ってるかわからないっていうのがあって」と自身の症状について明かした。
フルオーケストラで行われた同コンサートでは、ファンからクオリティを絶賛される一方で、「いくらオーケストラでも爆音だから大丈夫?」といった心配の声が出ていたが、今回の告白で、やはりオーケストラでも剛の突発性難聴に影響があったことが判明。
「来ていただくんだから、ちゃんとした歌を歌うのが当たり前かな、って思うところで、自分が求めていただいているそこに辿り着こうと思うと、治らないといけない。障害を持つ前の自分に戻らないと、それを叶えることができないんですよね」と高いプロ意識を見せつつ、「だから、いまの自分にかなえられることっていうのが限られているんで、障害を持っている中での音楽だったり、今後進んでいかなきゃいけない。そこのご理解をしていただいて、話が進んでいくといいな、と思いますけどね」と話した。
しかし最後には、「来年ももちろん音楽をやろうと思ってますし、自分にできる音楽をやろうと思っています」と決意を見せ、
「KinKi Kidsの中で僕ができる役割がちょっと変わってしまうかもしれませんけれども、いろんな方にご迷惑をかけてしまうかもしれませんけれども、ファンのみなさん、応援してくださる皆さんに対しても、今の僕の最大限をお伝えしていくことは変わりません」
ときっぱり。「『治らないんだな』という感情の延長でしゃべっているわけではなくて、今の僕ができることがこれだってことを最大限やりますんで、満足していただけるように努力はします。努力はしていこうと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」とファンにメッセージを送っていた。
この日の放送に、「ファンにどうやったら理解してもらえるかずっと戦ってきたんだろうな」「聞いてて涙が止まらなかった。現状を話してくれてありがとう」「剛さんご自身の声で言葉で伝えてくれてよかった……ありがとう!」といった声が集まっていた。
(福田マリ)