「法律とか関係ないのかよ」『リーガルV』7話、逆転勝利のきっかけに疑問の声続出
12月6日夜9時から第8話が放送される、米倉涼子主演の『リーガルV ~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)。視聴率は第5話まで15%越えを記録していたが、第6話は14.4%、第7話は14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と下降している。
同ドラマは、弁護士資格を剥奪された元弁護士・小鳥遊翔子(米倉)が「京極法律事務所」を立ち上げ、大手事務所の弁護士に立ち向かっていく物語。小鳥遊はペーパー弁護士・京極雅彦(高橋英樹)やあがり症の若手弁護士・青島圭太(林遣都)など、“ワケあり弁護士”たちをスカウトし、自由奔放なやり方で法廷を支配する。
第7話では、婚活詐欺を繰り返す高級結婚相談所「ローズブライダル」を相手に集団訴訟を起こすことに。翔子は被害者相手に各地で説明会を開き、青島と共に勝訴の切り札になりそうな情報を集め始めた。すると翔子は「ローズブライダル」会員の中には、メディア露出の多い社会学者・高市哲也(野間口徹)や「Felix&Temma法律事務所」の白鳥美奈子(菜々緒)の名前があることを発見。しかし、どちらも自分が被害者であることを認めず、なかなか強力な味方が見つからない。
そんな中迎えた裁判では、パラリーガルの伊藤理恵(安達祐実)が証言台に立つものの、「ローズブライダル」側の弁護士・海崎勇人(向井理)は、理恵が前科者であることを理由に信憑性がないと指摘。しかし理恵は「私にだって幸せを望む権利はあるでしょう?」と主張。その言葉に心動かされた高市は、原告団に協力することを決心するのだった。
その後、一連の詐欺事件には、大手通信会社社長・我妻憲史郎(国広富之)が関係していると睨んだ翔子。さっそく馬場雄一(荒川良々)に我妻の動向を探らせるが、駐車場でスマホを落としてしまい、尾行は失敗に終わる。しかし、たまたま録画モードで起動していたカメラには、我妻と「ローズブライダル」代表・相田栞(東ちづる)の密会現場の様子が押さえられていた。そこで、翔子は動画を持って「Felix&Temma法律事務所」へ向かい、「こんなものが流出したら、我妻会長は大変ですね」と一言。代表の天馬壮一郎(小日向文世)は海崎に和解交渉を進めるよう指示し、相田は原告団の前で土下座を強いられる。
「裁判では原告団が圧倒的に不利な立場でしたが、動画1本で一気に形勢逆転。翔子たちはまたしても海崎に勝利しましたが、視聴者からは『偶然に頼りすぎじゃない?』『法律とか関係ないのかよ』『脅迫で勝つってスッキリしないなぁ』『今までの裁判は何だったんだ』と不満の声が相次いでいます」(芸能ライター)
第8話では、「ローズブライダル」の詐欺事件解決をきっかけに、事務所に相談者が殺到。そんな中、翔子はかつて弁護を担当していた受刑者・守屋至(寛一郎)と面会する。守屋は殺人罪で実刑判決を受けたのだが、翔子は守屋が何らかの事実を隠していると感じていた。そして、事情を聴いた青島たちは、再調査に協力することを決意するのだった。ところがその矢先、京極法律事務所に「業務停止処分の警告書」が届き、翔子も行方をくらませてしまう。
「天馬はどうにか翔子を潰そうと暗躍しており、業務停止処分も彼の差し金。『天馬先生は1話からずっと怖い』『まだ裏で小細工してそうで油断大敵』と、視聴者の間でも話題になっています」(同)
各界の権力者と強いパイプを持つ天馬。果たして翔子は彼に打ち勝つことができるのだろうか。