中谷美紀、2年にわたる遠距離交際の陰で……関係者を驚かせた「気遣い」と「営業努力」
かねてから交際が伝えられていた、ドイツ出身の音楽家、ティロ・フェヒナー氏と入籍していたことが判明した中谷美紀。一部スポーツ紙には、本人の直筆メッセージや、夫とのツーショット写真も掲載され、華々しいニュースとなっているが、近年の中谷は、まるで薄氷を踏む思いで芸能生活を送っていたのだという。
「中谷の交際歴といえば、やはり“永すぎた春”を演じた渡部篤郎の名前が、まず思い浮かぶでしょう。渡部は妻だったRIKACOと家庭を築く中で、中谷と恋仲になり、不倫愛などと報じられました。その後、渡部は2005年に離婚し、中谷との関係も断っていたものの、ドラマ共演で再会。09年頃から本格交際がスタートしたといわれています」(テレビ局関係者)
結果的に“略奪愛”といえる形でカップルとなった両者。さらに渡部は、プライベートだけでなく仕事面でも、中谷と歩みを揃えることに。
「当時、中谷はスターダストプロモーションの所属でしたが、彼女の働きかけで渡部も同プロに移籍することになったんです。その後は、何度も両者のデートが週刊誌に報じられるも、籍を入れることはなく、長らく事実婚の状態が続いていました」(同)
しかし、2人は破局を迎え、16年には渡部が別の女性と再婚。そしてこの前年に、中谷はスターダストを離れることに。
「中谷が事務所を辞めた頃、渡部にはホステス女性との不倫疑惑もあったことから、世論は『公私共に、中谷の世話になっていたのに何たる仕打ちだ』と、渡部へのバッシングであふれ返っていた。しかし、中谷が退社したのは、渡部とはまったく関係のないところでトラブルを起こしていたため。同プロ上層部と衝突してしまい、追われるようにフリーになったんだとか」(週刊誌記者)
“淑やかな女優”というイメージを地で行くような中谷だが、オフの素顔を知る事務所の関係者からは恐れられていたそうだ。
「あの事務所で、マネジャーがあれほど交代した女優も珍しいそうです。退社後、中谷はスターダストの役者との共演が遠のき、イベント出演などのニュースがバッティングする時は、スターダスト関係者が『中谷のことは取り上げなくていい』と耳打ちしてくることもあるほど、古巣に悪感情を抱かれているようです。スターダストは業界内で“寛大なプロ”として知られているのに、そこまで厄介がられていたとは……」(前出・記者)
しかしフリーに転向してからは心を入れ替えたのか、関係者を驚かせる“気遣い”をみせるようになったという。
「撮影で関わったスタッフや共演者、またメディア関係者にいたるまで、ことあるたびに直筆の手紙やプレゼントを贈ってくるようになったんです。現在でもキー局連ドラに主演できるのは、この“営業努力”の賜物でしょうね」(前出・関係者)
知られざる苦難の道を歩みながらも、ようやく幸せを手にした中谷。今後、国内での芸能活動にどれだけ比重を置くのかは不明だが、生活拠点をオーストラリアに移したのも、こうした過去のしがらみから距離を置きたかったのかもしれない。